ヤゴ
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ヤゴの羽化前に棒を入れる理由と時期はいつ?

ヤゴ羽化前を入れる理由と時期はいつ頃が適切かをご存知でしょうか。ヤゴを飼い始めると、どのように育てて行けば良いか分からなくなることがあるものです。

ヤゴはトンボになれるように羽化前にちゃんとした環境を整えてあげる必要があります。この記事を読むと、ヤゴの羽化前に棒をどうして入れるのかという根本的な理由と、いつ頃の時期に棒を入れてあげるのが良いかがわかります。

ヤゴの羽化前に棒を入れる理由とオススメの棒

ヤゴの羽化前にどうして棒を入れて行くのか、そしてヤゴの種類毎に異なる適切なサイズの棒の目安を解説していきます。ヤゴは住んでいる場所によって、いくつかの種類があります。流れのある川などに住んでいるヤゴは流水性と呼ばれ、池や田んぼなどの様に水の流れが止まっている水の中に住むヤゴは止水性と言います。

ヤゴの種類によって飼い方は微妙に違ってきますが、基本的には水槽に水を入れてそこに砂利などを敷いて、足場となる水草を入れれば大丈夫です。水は、水道水を一晩置いてカルキを抜いたものを使用します。ヤゴの餌は、大型の個体の場合はオタマジャクシやメダカ等を与えます。

ヤゴは基本的に生きたものしか食べないため、餌の調達には苦労をする人が多いです。小型のヤゴであれば、ボウフラやアカムシを生きたまま与えます。羽化前のヤゴは羽化の時期が近づくと、羽になる翅芽と呼ばれる部分が2枚から4枚になります。ヤゴは羽化前になると、あまり餌は食べなくなり、じっとしているのが通常です。

いざヤゴが羽化するときは高い場所に上って行う習性があるため、棒が必要になります。ヤゴの羽化に必要となる棒は、木の枝のように立てておくのがコツです。例えばギンヤンマのヤゴ場合は、羽化前の時期が近づいて来たら直径が約1cm、長さは30cm位の棒を立てると良いです。

複数のヤゴを飼育をする場合は、きちんとその数に合わせて棒を水槽内に立てることも忘れないでください。シオカラトンボやアキアカネのような小さいヤゴの場合は、割り箸位の太さの棒が適切です。棒の長さは、30cmほどあれば良いです。

羽化の時期が近づいてくると、ヤゴは陸に上がってきます。岩や木・草など高さのある場所に登ってヤゴが体を固定し、羽化するための準備を始めます。それを念頭に置いて羽化前に棒を用意すると良いです。

ヤゴの羽化前に棒を入れる時期の目安

続いて、ヤゴの羽化前に棒を入れる時期の目安について解説していきます。トンボは、種類によって異なる場所に卵を産みつけています。ヤゴの孵化するまでの期間も様々で、数日で孵化するものから数ヶ月を卵で過ごすもの等もおり、中には越冬する種類もあるから驚きです。

卵から孵化したばかりのヤゴの直後は細長いエビのような体型をしており、これを前幼虫と呼びます。そして、この生まれたばかりの前幼虫が脱皮を1回してヤゴの姿になったものを一令幼虫と言います。その後もヤゴは何度か脱皮を繰り返し、少ないものでも7回、多いと14回も脱皮を繰り返すのが特徴です。

羽化前にヤゴの羽化の時期が近づくと、餌をとることをやめます。そして、ヤゴが羽化の時期を迎えると陸に上がって高さのある場所に登って自分の体を固定して、いよいよ羽化の準備を始めます。ヤゴを飼育をするときには、ここの羽化前の環境をちゃんと整える事がポイントになります。

水槽の中に水草等は既に準備がしてあるはずですが、ヤゴが羽化するときのために棒が必要になります。ヤゴの羽化前に用意する棒は、一般的にトンボを目にする時期の少し前の時期である春先あたりが良いタイミングです。ヤゴの種類によって羽化する時期は微妙に違うため、そこに合わせるように準備を進めてください。

ヤゴを飼っている数に応じて、水槽の中に棒を立てるのがコツです。3匹のヤゴが水槽にいれば、棒は3本以上必要です。羽化するタイミングとして、ギンヤンマやオニヤンマのヤゴなどは静かな夜を選びます。カワトンボやイトトンボのヤゴなどは昼間に羽化します。

ヤゴが羽化するために必要な所要時間は、夜だと2時間ほどです。昼間は気温が高くなりがちで、もっと短い時間でヤゴが羽化を済ませます。また、ヤゴが羽化するときの姿勢には2通りがあり、背中の皮を破って空の方向へ這い出していくタイプと、腹部が上になるように体を反って状態をくねらせながら這い出す種がいます。運が良ければ、全てを観察することも可能です。

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