ダンゴムシの飼い方と足の数が14本に秘められた秘密について、衝撃的な事実をご存知でしょうか。ダンゴムシはカブトムシなどとは違って昆虫ではなく、足の数が14本もあります。
これはダンゴムシの飼い方にも大きく影響してきており、足が多いことから、様々な場所を登る際に有効に機能するようになっているのです。例えば、カブトムシの足は6本で爪のようになっています。これは木を登る際に役に立ちますが、石のような滑りやすい場所を登るには適していません。
一方で、ダンゴムシは足の数が14本もあるので摩擦面が増えて、石を登ることができます。この記事を読むと、ダンゴムシの飼い方と足の数が14本に秘められた驚愕の真実を知ることが出来ます。
ダンゴムシの飼い方
ダンゴムシの飼い方は、まずその特徴を知ることから始めることが重要です。ダンゴムシの足の数は、14本で足の全てに滑り止めの毛のようなものがたくさん張り巡らされています。これはカブトムシとは違って、滑りやすい場所を登る際に摩擦面が増えることで有効に機能する仕組みになっているのです。
例えば、石や壁などを登る際にはダンゴムシの14本の足が摩擦を大きくして滑り止めになって簡単に登ることができます。一方で、カブトムシはこのような仕組みになっていないので、急な石面を登ることはできません。
ダンゴムシ飼育の際にはこの足の特徴を把握した上で注意してケースの中のダンゴムシを観察する必要があります。特にケースの壁際に石を置いてしまうと、ダンゴムシは石を伝ってケースから逃げ出してしまうこともあるのです。
そのため、石などの装飾はケースの真ん中に設置するようにてケースのふちに届かないようにすることが大切です。こうすることによって、石を伝ってダンゴムシが逃げ出すこともありませんし、安定して飼うこともできます。
それから、ダンゴムシは夜行性になっており、昼間はジメジメとした湿り気のある落ち葉の下で眠っていることがほとんどです。そのため、昼間に飼育する際には無理にダンゴムシを触ったりしようとせず、暗くなってから赤外線カメラなどを使用して静かに観察していくことが良いでしょう。
ちなみにですが、赤ちゃんのダンゴムシは大人とは違って12本の足になっています。大人よりも崖を登る力は弱いですが、それでも石を掴むことはできます。
ダンゴムシの足の数が14本の秘密
成虫となったダンゴムシの足の数は14本です。そのためダンゴムシは、足が6本に分割されている昆虫とは違います。足が6本になっている昆虫の代表であるカマキリやカブトムシ、クワガタなどは、足の周りに返しがついていることが多く、引っかかった獲物を逃さないようになっていることが多いです。
それだけでなく、昆虫に分類される多くは足の周りに返しが存在していて木を登る際にも有効に利用できるようになっています。一方で、ダンゴムシの足の数は14本ありますが、草木の移動を頻繁にするカマキリやカブトムシのような足に棘はついていません。
実は、ダンゴムシは昆虫ではなくてカニやエビといった甲殻類の仲間に分類されております。「えっ!?ダンゴムシがエビの仲間?」と感じてしまう人もいて、昆虫だと思っている人も多いので、この事実は正に驚愕とも言えます。
では、ダンゴムシがエビなどの仲間というイメージが湧くように「ダイオウグソクムシ」を見ると、その外見がダンゴムシそのものであり、エビなどの仲間であることが何となく伝わるかと思います。
しかし、ダンゴムシは足の数が14本もあり、垂直な壁などの移動を得意としますがそれは凸凹した表面に限った話です。ダンゴムシは足の数が14本ですが、つるつるした表面を登ることや移動することはできません。
ダンゴムシの足の周りを顕微鏡などで観察してみると、毛のようなものが大量に生えていることがわかります。これは、ダンゴムシが滑りやすい石や泥をしっかり掴む際に役に立つようになっているのです。
このダンゴムシの足の毛のようなものは、石や壁の凹凸をしっかりとホールドしやすくするものであるので、落ち葉や土の中などの悪路で生活することが可能になっています。