カマキリ
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カマキリの卵の孵化の時期と何匹の赤ちゃんが生まれるのか

カマキリの卵孵化時期と、1つの卵の塊から何匹の赤ちゃんが生まれるのか疑問に感じたことなないでしょうか。カマキリの卵は泡状のような見た目をしていますが、けっこう頑丈であり大量の赤ちゃんが孵化しているのを見た人も多いでしょう。

この記事を読むと、カマキリの卵の孵化の時期と1度に何匹の赤ちゃんが生まれるのかを知る事ができます。

カマキリの卵の孵化の時期

カマキリの卵の孵化の時期について、詳しく解説していきます。カマキリの卵は森の中や公園の木々だけでなく、家の壁など思わぬところで見かけることも少なくありません。

パッと見は茶色い袋状の塊であり、それがカマキリの卵だとはわからないという人もいることでしょう。ところで、カマキリは卵をいつ頃産み、また孵化の時期はいつ頃なのでしょうか。

活発に活動している夏の暑い時期にカマキリが卵を産むのではないかと思っている人もいるかもしれませんが、そうではなく実は寿命が近づく秋ごろに卵を産みます。そしてカマキリのメスは卵を産みながら粘液を分泌させ、卵鞘(らんしょう)を形成していきます。これが茶色い袋状の塊となるわけです。

このカマキリの卵鞘は外部はかなり硬くなっており、逆に内部は外部からの衝撃に耐えられるように柔らかい気泡状のもので包まれています。また、カマキリの卵は断熱効果も高く寒い冬の間、卵を優しく守っています。

このカマキリの卵は一冬越して、4月から5月の春先にかけて孵化が始まります。これは気温と関係しており、寒い冬の時期にカマキリの赤ちゃんが孵化してしまうと寒さに耐えることができなかったり、エサが激減するために生きることができないからだと考えられています。

しかし、実はメスのカマキリが卵を産んでからその年の気温が温かいと、ほんの一か月もあれば卵鞘の中で前幼虫となり、孵化してしまうこともあります。たとえば、温かい環境下であると9月に産卵されたカマキリの卵から10月に前幼虫が孵化しまうわけです。

ただ10月にカマキリの赤ちゃんが孵化してしまっても、気温は徐々に寒くなり、それと同時にエサも無くなっていくので、結局は冬には死んでしまうことになります。だから、通常は春まで産まれてくることがないのです。

カマキリの卵は何匹の赤ちゃんが生まれるのか

カマキリの卵からいったい何匹の赤ちゃんが生まれるのかを具体的に解説していきます。誰しも1度はテレビなどで1つのカマキリの卵(卵鞘)から、たくさんの小さなカマキリの赤ちゃんが数珠つなぎになって出てくるのを見たことがあるという人も多いことでしょう。

いったい1つのカマキリの卵から何匹の赤ちゃんが産まれてくるのか、ふと疑問に思ったことはないでしょうか。秋の時期に産み出されたカマキリの卵の中には、約200~300個もの卵が入っています。

つまり、カマキリの卵が孵化すると約200~300匹のカマキリの赤ちゃんが産まれてくるということです。このカマキリの卵の数というのは、もちろん個体差があって一定ではないのですが、たとえばメスがオスを食べてしまう場合はより多くの卵を産卵すると言われています。

また、カマキリは1度だけでなく、複数回産卵する場合もあります。カマキリの卵が孵化する前には卵の中で徐々に成長しており、前幼虫と呼ばれる幼虫の一つ前の状態になっています。

この状態でカマキリの卵から沢山の赤ちゃんが産まれてきます。カマキリの卵から孵化した前幼虫は、まだ手も足も確認することはできず、体全体が薄い膜で覆われています。

そして生まれたばかりのカマキリの前幼虫は、お尻から糸を出してしばらくぶら下がっています。やがて体をくねらせながら脱皮し、カマキリの幼虫となります。幼虫とは言っても芋虫のような姿ではなく、翅はありませんが、大人のカマキリをそのまま小さくしたような可愛い姿をしていてます。

カマキリの幼虫は、力がまだ弱いので風で飛ばされてしまうことも少なくなく、また生まれてすぐに共食いをしてしまうケースもあります。もちろん、カマキリの幼虫は自分自身で防衛することができないので、外敵からも狙われています。

カマキリの卵から数百匹もの赤ちゃんが産まれてきても、当然ながら全部のカマキリの赤ちゃんが成長し成虫になるわけではないのです。

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