ムカデ対策の樟脳はどういった使い方をすれば効果が良くなって、どういう点に注意すべきなのかをご存知でしょうか。日差しが強まる前ごろから家の中へと隙間があれば忍び込むムカデは、噛まれるととても痛く見かけたくはない害虫です。
ムカデの外見もあまり良いものでもないですし、毒もある昆虫ので出来れば家の中では見たくありません。そのムカデ対策で樟脳が効果的だと言われています。この樟脳を大いに活用することで、嫌なムカデが家に入って来なくすることが出来ます。
この記事を読むと、主なムカデ対策で使用する樟脳の特徴や注意点などや、どのような使い方をすれば効果的かが詳しく理解できるようになります。
ムカデ対策の樟脳の使い方
ムカデ対策で樟脳を用いるときの使い方について、詳しくご紹介していきます。ムカデ対策で樟脳が効果的と言われても、これが一体何かわからない人も多いかもしれません。この樟脳はクスノキから採取できる天然由来の防虫剤で、かけらを蒸してから発生した水蒸気を冷やして作られてます。
日本は、昔からこの樟脳を防虫剤として長年にわたって使ってきました。昔は着物など衣服に樟脳を虫よけとして使っていたもので、箪笥などに入れておけば効果的で、本来は線維害虫対策グッズですがこれがムカデにも効果があります。
ではなぜ樟脳がムカデに効果的なのかといえば、ムカデの嫌いな独特の匂いがあるためです。ムカデは昆虫の中でも群を抜いて臭覚が大変発達しているので、匂いを敏感に感じ取って樟脳が置いてあるところには近づきません。
樟脳は天由来の成分なので化学物質などが使ってなく、化学物質でのアレルギーや害をもたらすこともないです。他の化学防虫剤だと心配な方でも安心して樟脳を使えます。樟脳の使い方はムカデが入ってきそうな場所へ設置することで、侵入してくるのを簡単に防ぐことが出来ます。
樟脳の価格も安価で、そのムカデ除けの効果も長く続くので対策グッズとして使うには大変効率も良いです。ただ、本来樟脳は衣類用で箪笥の中へ入れて使う物なので、屋外で使うとあまり効果が期待出来ません。さらに樟脳は、水で濡れるような場所でも設置が出来ないため置く場所は考えて設置する必要があります。
基本的にムカデは家の中へ巣を作ることはなく、室内で見かけたときにはどこかにある隙間から入ってきたことになります。家の窓などを確認してみて隙間などが空いているところがあれば、そこに樟脳を入れた容器などを置いておくだけムカデ対策になるのでとても簡単でお手頃です。
ムカデ対策で樟脳を使う時の注意点
ムカデ対策で樟脳を使う場合には、注意点があります。まず、あくまで樟脳は虫除けであるため、天然由来といえど人が内服してしまうと有害です。そのため小さい子供がいる家庭では、誤って樟脳を口にしないように入れ物などから出ないようにする工夫が必要です。
小児だと、たった0.7gの樟脳の誤飲で死に至る危険性もあります。ペットでも危険があると考えられるので、誤って樟脳を食べないようにする必要があります。例えば、猫は肝臓の代謝が人とは違いアロマオイルの種類によって中毒症状が出て、ケトン類を含んだ精油も危険です。
実は、樟脳もケトン類であるので猫を飼っているときは使うのは控えたり、入らない部屋だけ使うなどした方が良いです。犬はアロマオイルで害を及ぼすことはないようですが、ただあまり好きな臭いではないようです。そのため犬がいるときは、反応を見ながら樟脳を利用するのがおすすめです。
鳥の場合は、呼吸器がとても複雑で哺乳類よりたくさん空気を体内に取り込むので、空気中に気化された樟脳の成分などと取り込みやすいです。樟脳が取りにとって害があるかは不明ですが、念のため鳥を飼っている部屋では樟脳の利用を避けた方がよいです。
小動物などどの種類のペットでも樟脳が与える影響について明確なデータがなく、何が有害かはわかってないので樟脳を使うときはあくまで自己責任になります。心配なら樟脳を使うのは避けて他の対策グッズにした方がよく、使う時にも少量から置いてみて様子を注意して確認してからにした方が安心です。
種類によって害があるかは違うので、まずは試してみてから本格的に設置した方が確かです。