ムカデ対策でヒノキチップを使うと、百足が避けるようになりますがその利点と注意点をご存知でしょうか。ムカデは見た目もカナリ不気味で、刺されると激しい痛みがあるので大体の人は嫌な害虫です。
自宅の庭などでムカデを見かけたり、あるいは家の中でも見かける事があります。そんなムカデ対策としてヒノキの香りがとても効果的だと言われてます。実際に家でムカデが出ていてヒノキを使ったら姿を見かける回数が減ったという意見も少なくありません。
ヒノキを使ったムカデ対策グッズは数多くありますが、この記事を読むとヒノキチップを使ったムカデ対策の利点やデメリットと注意点が詳しくわかります。
ムカデ対策でヒノキチップを使う利点
ムカデ対策でヒノキチップを使うと良い利点をご紹介していきます。ヒノキや杉などの木の香りは私たちにとって癒しやリラックス効果があり、天然木の香り成分は自律神経の副交感神経に作用して脳内のα波の発生を促してくれて呼吸を清浄に整え不眠解消など、身体に良い効果があると言われてます。
森林浴などで注目されているフィトンチッドも、人の体内へ取り込むことでNK(ナチュラルキラー)細胞が活性化して自己免疫力を高めることに効果的です。そんなヒノキですがこれがムカデ対策によいと言われるのは、含まれているヒノキチオールの成分でこれを苦手としていて忌避効果があるとされてます。
ひのきに含まれる成分であるヒノキチオールには優れた殺菌力や抗菌力があって、現在は医薬部外品や食品添加物として使われることもあります。ただ、日本のヒノキにはこのヒノキチオールが殆ど含まれてなく、家をヒノキで建築してもそれほど高いムカデ対策の効果が期待出来ません。
日本に生息している樹木だと青森ヒバとエゾビバ、ネズコの種類にこのムカデが嫌う成分が豊富に含まれてます。日本のヒノキだとムカデ対策として無理な面がありますが、代用にムカデ対策で手軽なグッズとしてヒノキチップがあります。
このヒノキチップは、お茶のティーバックのように袋に入っていて散らかることもなく大変利便性に優れてます。玄関にヒノキチップを置くと靴の匂いを消臭しながらムカデ対策が可能で、色々なタイプが販売されてますが大体は5袋から6袋がセットになっていて1,000円程度です。
ヒノキチップは、価格もお手頃で1セット購入すると色々な場所へ使えるのでかなり便利なアイテムです。ヒノキチップをムカデ対策として使うメリットは、価格が安くて袋に入っているので何処にも置けることです。
ムカデ対策のヒノキチップの注意点とデメリット
続いて、ムカデ対策にヒノキチップを使う時の注意点とデメリットについて詳しくご紹介していきます。ムカデ対策としてヒノキチップを使うと、百足はその匂いを嫌って寄り付かなくなります。
これには忌避剤だけでなくエッセンシャルオイルなどもあって、基本的には室内で使います。忌避剤だと小袋入りのものや液体のものがあって、小袋タイプの忌避剤はそのまま室内の気になるところへ置きます。液体はスプレーをします。これも商品によって違うことがあるので、使うときには説明書に従って行います。
ひのきのエッセンシャルオイル(精油・アロマ)だと使い方は色々で、小皿などにティシュを入れて数摘たらしたり、無水エタノールとエッセンシャルオイル、精製水を混ぜたものをスプレーの入れ物に入れて散布します。
アロマのポットやライト、ディフューザーや加湿器などでもヒノキの香りは拡散出来ます。殺虫剤を使わずに直接、ムカデ退治することも減らせて香りにはリラックス効果もありますが、デメリットとして匂いが届かないところは効果があまりないことと、香りがすぐになくなってしまうことです。
忌避剤などは長い時間経過すると匂いが薄れてきて効果も下がるので、説明書に記載されている有効期限を目安に早めに追加や交換が必要です。これらのムカデ対策は効果を感じる人と、感じなかったと言う意見もあります。
しかし、これも使う量が少なかったり、香りが届かない範囲だったなどの原因も考えられますし、忌避成分入り殺虫剤ほどの忌避効果がない可能性もあります。殺虫成分を使いたくない時や、他の忌避剤の匂いが苦手なときには天然由来のヒノキ系をムカデ対策に試してみる価値はあります。
中には室外専用と書いてあるものもあるので注意が必要です。庭だとウッドチップを使うことも可能で、室内だと10週間から12週間(約3ヶ月)程度は香りの効果が保てます。