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バッタの大量発生で中国がアヒル10万羽を派遣する理由

バッタ大量発生中国アヒル10万羽を派遣する姿勢を見せたことに、驚いた人は多いのではないでしょうか。世界中で大問題となる「蝗害(こうがい)」は、ごく一部のバッタ種が超大量発生することで1国の農作物を壊滅的に食べつくすほど深刻です。

この記事を読むと、バッタの大量発生で中国がアヒル10万羽を派遣する理由を知ることができます。

バッタの大量発生で中国が過去に深刻な問題に直面

バッタの大量発生で中国は幾度となく、食料への深刻なダメージを受けてきました。中国で嵐や大雨が続くと、トノサマバッタが相変異(そうへんい)し、孤独相から群生相へと変化します。

相変異とは、トノサマバッタの体の構造変化です。通常のトノサマバッタ(サバクトビバッタも)は互いに群れずに個々に行動しますが、バッタの大量発生による密集産卵などが原因の一つとなって群れて行動する移動型構造に変化します。

中国では大規模な大雨が続いてバッタが大量発生しやすい環境になりやすく、その後トノサマバッタなどが孤独相から群生相へ相変異して何百億匹から何千億匹規模の群れになって食料を食べつくします。

西暦400年代からバッタの大量発生が中国で記録として残されており、西暦1140年以降には大量発生したバッタの蝗害を焼き畑で対応するなどの記録も中国では残っています。

バッタの大量発生を中国がアヒルで解決

中国は昔からバッタの駆除にニワトリを活用する文化がありましたが、近年バッタの大量発生で中国がニワトリを活用した駆除を応用してアヒルの群れを使って農作物の被害を食い止めることに成功しました。

ニワトリは1日でバッタを百匹近く食べますが、アヒルは1日で数百匹食べるのでバッタ大量発生の効果としては約3倍ほどの効率の良さがあります。2000年にはバッタの大量発生で中国の新疆ウイグル自治区が悲惨な食糧危機に直面しておりましたが、アヒルを3万羽派遣して解決しました。

今や中国のバッタ大量発生のアヒルを用いた蝗害対策は有効であるため、2000億匹ものサバクトビバッタ大量発生をアヒル10万羽派遣で対応しようとの案も出ているほどです。

実際に、バッタの大量発生で問題になっている中東付近への中国側からのアヒル派遣は、気候的な意味で難しい場面もあるかと考えられますがアヒルがバッタ大量発生の有効法であることは過去の事例より判明しております。

以上がバッタの大量発生で中国がアヒル10万羽を派遣する理由についてのご紹介でした。

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