ムカデに刺されたら症状が出やすい赤ちゃんと子供の対処方法をご存知でしょうか。ムカデは夜行性なので寝ている間に家の中に侵入し、人間を刺したりすることがあります。
子供や大人なら声に出してムカデに刺された場所や痛みを表現することができるのですが、赤ちゃんはただ泣くだけでムカデに刺されたということが分かりにくい場合も少なくありません。
この記事を読むと、ムカデに刺されたら症状がでやすい赤ちゃんや子供がどのような状態になるか、また刺された場合の特徴と対処法を知ることが出来ます。
ムカデに刺されたら症状が出やすい赤ちゃんの例
ムカデに刺されたら症状が出やすい赤ちゃんについて解説していきます。赤ちゃんがムカデに刺されたということを特定するためには、まずムカデの存在が確認できたかということも重要です。
ムカデが活動するのは夜なので、夜中に刺すことが多いのは確かですが、赤ちゃんの夜泣きとムカデに刺されたということが直接結びつくかどうか確かめる必要があります。
ムカデに刺されたら症状は、赤く腫れることが多いでしょう。患部の中心に小さな穴が2つクッキリとあれば、ムカデの仕業と思って間違いありません。ムカデの場合、刺すというよりは2本の鋭い牙で噛むことで皮膚に穴を開け、そこにドクドクと毒を流し込んでいるのです。
ムカデの毒が浸透することによって皮膚の腫れは酷くなり、かゆみや痛みが生じます。小さなムカデに刺された場合や、刺された対象が大人である場合には大きく心配することはありません。
ムカデに刺された傷口を43℃以上のお湯で流し、毒を希釈させステロイド系の軟膏を塗り腫れが引くのを待ちましょう。
一方、ムカデに刺されたら症状が出やすい赤ちゃんの場合、ことは深刻です。全身がほてり、刺されたショックで熱を出した痙攣を起こしたりすることもあります。また、アナフィラキシーショックにより命にかかわる事態を引き起こすこともあるので、冷静ですみやかな対処が必要です。
ムカデに刺された場所を特定できたら、まずは患部を43℃以上のお湯で洗い流しましょう。そして、迅速に医師に連絡しなければなりません。医師に連絡をとれない場合には、応急処置として軟膏を塗ることもやむを得ないでしょう。
ただし、冷やすなどの行為は、ムカデの毒性を助長してしまうので逆効果となります。
ムカデに刺されたら症状でやすい子供の例
続いて、ムカデに刺されたら症状が出やすい子供について解説していきます。まだ幼い子供がムカデに刺されたとき、赤ちゃんの場合と比べると患部を特定しやすいので対処も早いでしょう。
ムカデの大きさによって患部の状態も異なり、小さなムカデなら2本の牙跡も小さな穴となり、腫れや痛みもさほどではないと思われがちです。しかしながら、ムカデに刺されたら症状の出方に個人差があります。
皮膚の敏感な子供や、赤ちゃんのときに刺されてひどい症状がでた経験を持つ場合、アナフィラキシーショックを引き起こすこともあるので注意が必要です。その痛みや腫れ具合に対してさらにショックを受けることも少なくありません。
子供は赤ちゃんの場合ほどムカデに刺されて深刻になることはありませんが、すみやかな対処が必要です。まずは、ムカデに刺された患部の毒を43℃以上のお湯で5~10分ほど洗い流しましょう。
この場合、ムカデの牙に噛まれた2つの穴だけでなく、腫れやかゆみのある周囲を含めて洗い流さなければなりません。なぜならば、ムカデは噛む前に、足で周囲に毒を塗りつけているからです。
しっかりとムカデの毒を熱いお湯で一定時間洗い流したら、タオルでごしごし擦らずに優しくふき取りましょう。ムカデに刺された患部を直接手で触れることは避け、綿棒などで対処するのもひとつの方法です。
その後はムカデに刺された幹部にステロイド系の軟膏を塗り、症状の沈下を待ちましょう。子供の場合、明確な意思表示ができるという前提で赤ちゃんのときほど深刻になることはありません。
けれども、個人差があることはお忘れにならず、ムカデに刺されたその後の経過が思わしくない場合には速やかに医師へ連絡することをお勧めします。