カブトムシ
記事内に一部プロモーションを含みます。

カブトムシがさなぎ失敗に陥る原因とカビ発生の対処法

カブトムシさがぎ失敗に陥る原因とカビが発生してしまった時の対処方法をご存知でしょうか。昆虫は幼虫から成虫になることで、大きく成長したり立派な姿に変身するのが特徴です。それが魅力の1つですが、成長を阻害する原因があると折角の機会を損ねることになるので、なるべくリスクを減らすことが大事です。

カブトムシを飼育していると、思わぬハプニングによってカブトムシがサナギになれなかったり、蛹自体にカビが発生してしまうという事態に直面することがあります。この記事を読むと、カブトムシがさなぎ失敗に陥る原因と、カビ発生の対処法が詳しく理解できるようになります。

カブトムシがさなぎ化失敗に陥る原因

カブトムシがさなぎ化失敗に陥るのは、土マットの中に作られていた蛹室が壊れてしまったり、そのままカブトムシの幼虫が蛹になる直前で力尽きたままになってしまうのが主な原因です。その為、土マットを交換するときなどは特に、カブトムシの幼虫の蛹室を壊してしまわないように注意が必要です。

仮にもしカブトムシの幼虫が作った蛹室に破損や問題が生じた場合は、人工蛹室を作ることで回避できる可能性があります。それでも、やはりカブトムシにとっては自分の蛹室が一番ですから、壊さないように気をつけるのが賢明です。

土マット交換は、不用意にカブトムシの成長を妨げてしまい兼ねないので、カブトムシの幼虫がサナギ化の準備のためにあまり動かなくなったら土マットを変えない方が良いでしょう。じっとカブトムシの幼虫が待機しているのは成長を待っている証拠で、さなぎが少しずつ大きくなって、やがて成虫を迎えます。

このときに土マット交換などでカブトムシの幼虫の邪魔をしてしまうと、さなぎ失敗に陥るリスクが高まりますから、安易に土マット交換はしない方が良いわけです。また、土マットの水分過多もカブトムシのさなぎ失敗原因の1つですから、心配になっても過度な水分を与え過ぎないように気をつけてください。

当然ですが、自然環境下と比べて室内の飼育下は、カブトムシのさなぎ化の成功率の方が高くなる傾向があります。人工飼育下であればカブトムシの天敵がおらず安心して成長できるので、上手く成長に至らないことの方が珍しいといえます。

物事には必ず原因がありますが、カブトムシの場合は蛹室の状態良さが結果を大きく左右しますから、壊さず保てるように配慮してあげることが大切です。本来カブトムシは、自然界で生きられる生命力のある昆虫なので、心配し過ぎて過保護になるよりも、昆虫に任せて見守ってあげることの方が大事だといえるでしょう。

カブトムシのさなぎにカビが発生したときの対処法と注意点

カブトムシのさなぎにカビが発生したときは、早めに拭き取って取り除いてあげる必要があります。カブトムシのサナギにカギが発生する原因は、蛹室に溜まる水分であり、これが蛹室内の湿度を上げてしまい、菌類が増殖する要因となります。

また、このカブトムシのサナギに発生したカビはきのこを生やすこともあるので、蛹室内にきのこが見られないかチェックすることも大事です。消毒できれば一番ですが、カブトムシに影響を与えてはいけませんから、優しくサナギ本体に刺激を与えずに拭き取って乾かすのが無難でしょう。

時に、カビの状態がひどい場合には蛹室を一部壊す必要が出てきますが、あまり大きく壊してしまうと、カブトムシのさなぎに悪影響が出てしまいます。蛹室はなるべく形を残しつつ、どうしてもカビによってサナギ室の一部を取り除く必要があれば最小限の破壊で綺麗にしてあげるのが理想的です。

もちろんカブトムシの飼育ケースの環境を良くしてカビを発生させないことも大切ですが、対処が必要なときにカブトムシの蛹に影響を与え過ぎない、それこそが念頭に置く必要のある注意点となります。

万が一、カビが大量に発生してしまってカブトムシのさなぎが弱りそうな場合は、人工の蛹室を用意したりする必要も出て来ます。最悪のケースだと、カブトムシに必要な成育環境が失われてしまい、成虫になれない恐れがあります。

そのためカビを取り除くときは、カブトムシの蛹室の元の形を良く覚えておき、最小の被害で済むようにシミュレーションしてから、除去作業に入りましょう。作業はゆっくりと慎重に、そして小さく弱々しい赤ちゃんを扱うイメージで、優しく綺麗にしてあげることが肝心です。カビの放置は勿論、悪化を招く恐れがありますから、必要不可欠と考えて早期に対処しましょう。

【しつこい衛生害虫退治は専門家へ♪】