カブトムシ幼虫のマットの水分調節とガス抜きの手順のコツをご存知でしょうか。カブトムシの幼虫は土マットの環境の良さ悪さによって、成虫になった時の大きさや艶やかさが大きく決まってしまいます。
そのためカブトムシの幼虫の段階で土マットの状態を良くしなくてはならないのですが、土マットの環境を良くしないまま飼育を開始してしまうと、大きくならないだけでなく、カビが発生したり、病気などの原因となったりすることもあります。
この記事を読むと、カブトムシ幼虫を生育する上で必要となる土マットの水分調節とガス抜きの方法の手順がわかり、なぜこれらの作業を行わなくてはならないかという理由を詳しく知ることができます。
カブトムシ幼虫のマットの水分調節の手順
カブトムシ幼虫のマットの水分調整をするための手順について、解説していきます。まずカブトムシの幼虫にとって、土の中の環境はとても大切です。カブトムシ幼虫を飼育する際に使用する土はマットと呼ばれますが、この土マットには栄養が豊富で、ベットの役割のほか餌として食べることもできます。
野生のカブトムシの幼虫は、朽ち果てた木やおがくず、腐葉土といったものを食べており、室内で飼育する際に使用する土マットもそのような成分が含まれています。市販されているカブトムシ専用の土マットは初めの状態で乾燥していることが多く、購入した後は土マットに水分を含ませないといけません。
カブトムシの幼虫にとって土マットは大切で、その土の環境によってカブトムシになった時の大きさが決まってきます。ですので、きちんと土マットの水分調節を行い、カブトムシの幼虫にとって過ごしやすい環境にしなくてはならないのです。
土マットの水分調節は、まず少しずつ水を混ぜていくのがポイントであり一気に入れると水を吸い取らないほか、入れすぎになってしまう可能性もあります。土マットに水を入れすぎた場合はさらにマットを追加して調節していかなくてはならず、どんどん土のみが増えていくので注意するようにしてください。
カブトムシの幼虫が好む土マットの適切な湿り気は、土マットを握った時に手の形に土がなる、程よく硬さを感じるといったものです。土マットを手で握った時になんとなくジメジメと湿っぽい、水が流れてくる、といった場合は水分を含ませすぎです。
土マットに水分が多くなると、カブトムシの幼虫の酸欠を起こしたり土マットがカビたりしてしまうことがあるので気をつけましょう。カブトムシの幼虫にとって土の中の環境は、とても大切です。
適度な土の湿り気のある土マット状態がカブトムシの幼虫にとって良いので、定期的に土マットの水分量をチェックをするようにして、もし水分が少ないようであれば一度取り出し適切な状態にしてから飼育かごに戻すようにします。
カブトムシ幼虫のマットのガス抜きの手順
続いて、カブトムシ幼虫のマットのガス抜きの手順について、解説していきます。カブトムシの幼虫の土マットは、市販のものを購入しそれを使用するのが一番簡単な方法なのですが、取り扱いを間違えてしまうと窒息をしてしまったり、病気になったりしてしまうので注意が必要なのです。
市販のカブトムシの幼虫の土マットは、一般的に飼育マットと呼ばれています。この土マットには適度に腐葉土などが含まれており、この環境が良くないと成虫になる前に死滅してしまうこともあり、幼虫自体が土の上に出てきてしまうこともあります。
そのため土マットを購入してきた後は、しっかりと土の状態を良くして、その後飼育かごの中にセットする必要があるのです。カブトムシの幼虫の土マットのガス抜きは、まず購入して来たら新聞紙もしくは小さめのクリアケースの中にそのまま入れます。
この段階ではまだ土マットが乾燥していて、このまま1日から5日ほど空気にさらしておきます。これは土マット自体の殺菌という意味もあるのですが、土のガス抜きをしている状態でもあり、これを怠るとカブトムシ幼虫の飼育中に再発酵してしまうことがあります。
そして、程よい時間が経過してからカブトムシの幼虫の土マットのニオイをかいでみて、山の土のような香りがして来たら土マットのガス抜きは終わっています。十分に土マットのカス抜きをしたら今度は水を入れていき適度な大きさにして飼育かごに入れますが注意点があります。
ここですぐにカブトムシの幼虫を入れることは避けたほうが良いです。これは、その理由としてはきちんと土マットのガスが抜けているか分からないからです。まずは土マットを入れた飼育ケースに蓋をして、3日ほど置いてみましょう。置いてみて土をさわり、熱くないようであれば使える状態になっています。