ヤゴ
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ヤゴの種類の見分け方

ヤゴ種類見分け方が分からず、このヤゴはどのトンボになるのか気になったことはないでしょうか。ヤゴは、学校のプールやビオトープで見つけられる昆虫で、シルエットや細部の特徴によって大きく3つに分類されています。

これらのヤゴの種類の見分け方は、体の色やトゲの有無、エラの形状によって区別することができます。この記事を読むと、それぞれのヤゴの種類の体の特徴やシルエット、下あごの様子を知ることができるでしょう。

また、ヤゴの体の状態や色だけではなく体のどの部位にトゲがあるのかも理解することが可能ですから、それぞれのヤゴの種類と見分け方がわかります。

学校のプールにいる身近なヤゴの種類

ヤゴの種類の見分け方として、まずは私たちの身近にいる基本3種類をご紹介します。学校のプールにいる身近なヤゴには、シオカラトンボやショウジョウトンボといった「トンボ型」や、マルタンヤンマやキンヤンマなどの「ヤンマ型」、キトトンボやアジアイトトンボ、クロイトトンボなどの「イトトンボ型」の種類があります。

トンボ型のヤゴの種類は、とてもたくさんあり区別することが困難ですが、シオカラトンボのヤゴは背中部分にトゲがなく毛が生えているのが特徴です。オオシオカラトンボのヤゴは、背中にトゲがありますがシオカラトンボと同様に頭の幅は広くなくてよく似ています。

ウスバキトンボのヤゴは、6月頃の掃除前のプールや10月頃のプールの水が緑色になり始めた時によく見られ、羽根をのけるとトゲがあります。チョウトンボのヤゴは、一番先の節が腹部の中にのめり込むように入っており背中にトゲがありますので特徴的な形をしています。

コシアキトンボのヤゴは、足が短くて全体的に黒っぽい色合いをしており、腹部はやや灰色がかった明るい色をしているのが特徴です。

ヤンマ型のヤゴの種類は、学校のビオトープで見られるものでマルタンヤンマやギンヤンマ、クロスジギンヤンマと呼ばれています。マルタンヤンマのヤゴは、目の形が特徴的で双眼実態顕微鏡でみると細い毛が生えているのが特徴的です。ギンヤンマのヤゴは、立幅が広く体の色は茶色から緑色までさまざまで、クロスジギンヤンマのヤゴとほとんど区別できないです。

イトトンボ型のヤゴの種類は、茶色っぽいものから緑色をしたものまであり、住む場所によって体の色が変化しやすいのが特徴です。

ヤゴの3種類の見分け方

続いて、先述したヤゴの3種類の見分け方について、具体的な解説をしていきます。ヤゴは、大きく「トンボ型」「ヤンマ型」「イトトンボ型」の3種類に分けられており、細部までよく観察することで見分けることができます。

具体的なヤゴの種類の見分け方としてトンボ型の場合、下あごが折りたたみ式になっており手で引っ張ると伸びるのが大きな特徴です。下あごは、ヤンマ型と同じように平べったくなっていたりスプーン状になっている場合がありますが折りたたまれています。

ヤゴの種類のトンボ型の見分け方は、トゲが非常に小さいものもありますが、よく観察するとはっきりしており、ウスバキトンボのヤゴのトゲは太くて長いでしょう。チョウトンボのヤゴの見分け方は、トゲが小さくて末端がめりこむように中に入っていますが、背中部分にもトゲがあります。

コシアキトンボのヤゴの見分け方は、トゲは短いですがはっきりしており、トンボ型の中でもトゲの幅が広く異なっています。タイリクアカネとコノシメトンボのヤゴは、共に黒い斑点が有ってよく外観が似ていますが、コノシメトンボのヤゴは下あごを正面から見た時に斑点がありません。

ヤゴの種類のヤンマ型の見分け方は、目の形が特徴的でほかの種類のものと比較すると目のたての幅が広くいのが特徴です。しかし、マルタンヤンマのヤゴは目のたての幅は広くないのが特徴で、下あごがのびています。

ヤゴの種類のイトトンボ型の見分け方は、トンボ型やヤンマ型と比較して体がしなやかな点が特徴的です。イトトンボ型のキイトトンボのヤゴは、全体的にずんぐりしており頭でっかちですがエラの幅が広くて短くなっています。

イトトンボ型のヤゴの見分け方としてエラが特徴的で、先がとがっていたり幅が広くなっていますのでエラの形状で見分けることができるでしょう。住む所によってヤゴの体の色は変化しますので、色に関しては判断の基準にならないといわれています。

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