スズメバチ
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スズメバチトラップ液の焼酎とカルピスを使い分ける基準

スズメバチトラップで、焼酎とカルピスどちらを誘引剤として使用するか使い分けの目安をご存知でしょうか。スズメバチに巣を作られてしまうと、多くの意味で始末に大変です。

スズメバチを少し見かけた程度でしたら、近寄らない等で十分ですが巣を作られる不安があるというのでしたら、予防策を準備しなければなりません。その代表的な物が、カルピスや焼酎等の甘い液体を誘引液に使ったスズメバチトラップです。

この記事を読むと、そのスズメバチトラップ液として使用する焼酎やカルピスのメリットとデメリット等の確認事項が把握でき、誘引液の使い分けがわかります。

スズメバチトラップ液で使う焼酎とカルピスのメリットとデメリット

スズメバチトラップ液で使用する焼酎とカルピスのそれぞれのメリットデメリットをご紹介します。スズメバチトラップは、ペットボトルに穴を開けて、その中身に誘引液としてカルピスや焼酎等の甘い液体を入れるのが基本です。

まずは基本事項の確認として、ススメバチトラップの主な目的は女王バチの捕獲にあります。ススメバチの女王バチが冬眠から目覚める3月下旬の時期を意識して、初旬から上旬位の間に庭木等にトラップを吊るすのがベストになります。

ススメバチトラップの設置時期は注意が必要な部分であり、働きバチが本格的に活動を始める4月下旬以降になってしまうと、トラップを置いた為に大量のハチに襲来されてしまう等のデメリットがあります。

他にも既にススメバチによって巣を作られてしまっている場合等には、駆除するには専門業者案件となります。そういった既にスズメバチの巣がある場合には、トラップの設置を中止しないといけません。さらに、スズメバチトラップで捕獲に成功した場合も実はまだ生きている事も少なくありません。

スズメバチ自体が死んでいても毒針は有効ですので、スズメバチトラップを外す時には頑丈な手袋を準備したり、確実に死んでいるかを確認した上で実行する様にして下さい。後は、スズメバチトラップの基本について、誘引剤に何を使ったら良いのかという点です。

ハチは甘い匂いに釣られてやって来ますので、発酵飲料であるカルピスや焼酎等、周囲に甘い匂いが届く余地がある飲み物をススメバチトラップの誘引液として使えば条件はクリア出来ます。

甘い香りを広げるという点だけに着目するのでしたら、スズメバチトラップの誘引液はカルピスの原液等にして甘ったるさが残る様な状態で使った方が良いですし、焼酎やアルコ―ルの場合も同じです。他の飲料水もこの条件に一致すれば、誘引剤として使えます。

ただ、スズメバチトラップの誘引液としてカルピスを使用するデメリットもあり、単純に甘い匂いがするだけという場合は他の虫も寄ってきてしまい、本来の目的であるスズメバチが捕獲出来ない事も出て来ます。

スズメバチトラップの誘引液にカルピスを使うと、ミツバチや蠅等が分かりやすい所ですが、場合によってはアリ等の飛ばない生物も集まってくる事があります。ススメバチの飛行ルートや出現率が大きい場所を狙ってトラップを設置したり、ある程度他の虫が掛かる事も織り込み済みという場合でしたら、そのままでも構いません。

ただ、目標だけのススメバチの捕獲を目指したいのでしたら、ススメバチトラップの誘引液は原液をそのまま使うのではなく一定量の酢を入れて、ミツバチ等が入らない様にする工夫をした方が良いです。ススメバチトラップの誘引液に酢を混ぜると、ミツバチは近寄って来にくくなります。

また、単純にススメバチトラップの誘引液へ水を入れて濃度を薄めてみたり、ハチミツを少量入れてみる等の工夫もあります。ススメバチトラップの中に入れる誘引剤は大体、4分の1程入れますが、その条件下、どの程度周囲に匂いが飛ぶのかという事を基準に考えて制作するのがベストという事です。

・スズメバチトラップに適したペットボトルの形状例
・スズメバチトラップに不適なペットボトルの形状例

スズメバチトラップ液で使う焼酎とカルピスはこう使い分けると良い

スズメバチトラップ液で、焼酎とカルピスの使い分けの目安について説明していきます。スズメバチトラップの誘引剤で、もしも近場に養蜂場等がありミツバチを間違って捕獲したくないという場合は誘引剤に焼酎を使う方が良いです。

スズメバチの場合は、焼酎の匂いにも引っかかって来ますが、ミツバチの場合はアルコールの匂いには反応しません。カルピスや他の果汁飲料等を誘引剤を普通に使う場合でも、酢を混ぜておけばミツバチの捕獲は防げますので、気になる場合には一定の割合混ぜておくと理想的です。

他には焼酎は、アルコールが匂いをより遠くまで運んでくれるというメリットがあります。スズメバチトラップの誘引液にカルピスや果汁飲料を一定の割合で混ぜた後に、焼酎を入れてみるというブレンドを試してみる等の方法もOKです。

これならば誘引液の成分にアルコールがある時点で、ミツバチの捕獲の心配も減ります。スズメバチトラップから発せられる誘引液の匂いをより周囲に拡散する分だけ、スズメバチの捕獲率も大幅にかなり向上します。

ただ、スズメバチトラップの誘引液の制作時の注意点として、匂いを余りに追求しすぎると、人間も反応する様な物(匂いが気になる)になってしまう事もあります。風向きや設置場所の条件にもよりますが、住宅密集地等でしたら、強すぎる匂いの追及はある程度抑えた方が無難です。

ズメバチは動物の死骸等も食べますが、ミツバチは食べません。アルコールへの反応の違いはその習性から来ています。その事に留意した上でトラップの誘引剤のブレンドを考えていけば、スズメバチだけを狙い撃ちにした効果的なトラップの制作も可能になります。

後は、カルピスや果汁飲料の場合も、焼酎等のアルコールを使った場合も共通ですが、ススメバチトラップから匂いが届かなくなるまでが誘引液の効果持続期間です。

アルコールを使った誘引液の方が効果が短くなりますが、アルコール系でその目安は約1週間から2週間、カルピス等の果汁飲料を使った物でしたら、そこから幾らかプラスされると考えると齟齬がありません。

単純な計算の上でしたら、2週間以上のスズメバチトラップの誘引液効果は持続しますし、1匹でも捕獲出来ていればフェロモン効果で捕獲率が倍増するという点もあります。

ただ、比較的ススメバチが数多く取れてしまうと、中に入った蜂が足場となって一度捕獲した蜂に再びトラップから脱出されるリスク等も出てきます。他にも相応に数が居り、確実に数を減らしたいという様な場合等も考えられます。

しかし、そういった時には一定数のスズメバチを捕獲出来た時点で、新しいスズメバチトラップに変えていった方が捕獲効率が良いです。あまりススメバチの数取りをせずに少量の捕獲を目的として数に問題が無いのでしたら、月単位のスズメバチトラップの交換で問題ありません。
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