スズメバチ
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オオスズメバチが巣作りをする場所の共通点

オオスズメバチ巣作りをする場所は、私たちが想像しているところとは全く違った場所が多いという事実をご存知でしょうか。一口にハチといっても、数多くの種類が存在します。そのなかでも、オオスズメバチは獰猛な性格をしており、非常に危険な昆虫として有名です。

オオスズメバチに襲われると命に関わることもあるので、見かけたら近づかないようにすることがなによりも重要となります。しかしオオスズメバチの巣が身近にあると、そうしたくても避けきれない場合もあるでしょう。この記事を読むと、オオスズメバチが巣作りをする場所の具体的なポイントと巣を作られる住宅の共通点が理解できます。

オオスズメバチが巣作りをする場所は地中がメインという衝撃

オオスズメバチが巣作りをする場所は、高い木や住宅の屋根ではなく地中がメインという衝撃的な事実があります。オオスズメバチというと空を悠然と飛ぶ姿が印象的です。そのため、オオスズメバチは地面から高い場所で巣作りをしているという先入観や思い込みがある人もいるでしょう。

しかし、実際にはオオスズメバチが巣作りをする場所は、高いところだけとは限らないので油断をしていはいけません。私たちが想像しているオオスズメバチの巣の場所イメージとは正反対で、地中に巣を作るケースも非常に多いので注意しましょう。

ここで厄介なのはオオスズメバチの巣の存在に気付かずに警戒せずに近くで遊んでいると、突然足元から急にオオスズメバチが飛び出してくる事態も起こりえます。オオスズメバチは音や振動に非常に敏感な昆虫なので、そばを歩いただけでも攻撃対象になるかもしれません。

一瞬の出来事で訳も分からず足に痛みを感じて見ると、すでにオオスズメバチに毒を注入されている場合もあるので危険性が非常に高い昆虫です。一般的に地中に巣を作るのは簡単なことではありませんが、オオスズメバチはいろいろと工夫することで効率化を実現しています。

たとえば、蛇やネズミが作った穴をベースとしてオオスズメバチが巣作りに使うこともあるのです。それらの生物がいなくなってから、出来上がっている穴をオオスズメバチが巣作りに再利用するので、人間に当てはめると古民家再生やリノベーションといっても過言ではありません。

さらに、オオスズメバチは他の生物が作り上げた地中の穴を再利用する習慣だけでなく、巣作りをするための便利な道具も持ち合わせています。それはとても逞しい大きなあごです。あごを切削機やシャベルのように使って、不要な土砂を削り取っていきます。多少硬くても平気で削っていくので圧巻です。

それらを外に運び出すことで、オオスズメバチの巣に必要な空間を次々と広げます。オオスズメバチの巣が手狭になってくると、また土を掘って拡張しなければなりません。順調にオオスズメバチの群れが繁殖しているほど、その巣作りのペースは速くなってきます。

それに従って掘り出す土の量も加速度的に増えていきますが、運び出しの方法自体は地道な作業の繰り返しです。一つずつ土の粒を加えて外に出す必要があります。数えきれないほどの作業の繰り返しにより、オオスズメバチの巣の周辺には運ばれてきた土が放射を描くように広がっていくのです。

その放射状の土や枯れ葉などの形状を見れば、ある程度はオオスズメバチの巣の規模が分かるケースもあります。とはいえ一般的に、地中のオオスズメバチの巣は、外からではパッと見でその大きさや群れの規模が非常に分かりにくいです。

前述の方法でオオスズメバチの巣の範囲を拡大していた場合、途方もない広さになっているケースも見受けられます。したがって、オオスズメバチに関する専門知識を持たない人が巣を安易に駆除しようとして手を出すのはリスクが大きいです。素直に電話1本で最短10分で来てくれる蜂の巣駆除の専業者に相談するのが得策といえます。

オオスズメバチに巣作りをされる住宅の共通点や原因

続いて、オオスズメバチに巣作りされてしまう住宅の共通点やその原因についてお話していきます。地中がオオスズメバチの巣の場所としては定番ですが、住宅の他の部分に作られるケースもあるので注意しましょう。

オオスズメバチが巣作りをしようとするポイントとして、閉鎖空間を好むということが挙げられます。閉鎖空間であれば、オオスズメバチが外敵に攻撃されるリスクが少ないうえに、悪天候による巣の被害も最小限に食い止められます。つまり、閉鎖的な空間はオオスズメバチが安心して暮らせる絶好の環境ということです。

また、オオスズメバチの巣作りに地中が選ばれる理由としても、外部と遮断されたスペースであることが挙げられます。もし、家の近くでオオスズメバチが飛んでいるのを見かけたら、自分の住宅にそのような閉鎖的なスペースがないかチェックしなければなりません。

侵入しやすい閉鎖空間があることは、オオスズメバチに巣作りされる住宅の共通点となっています。たとえば、多くの住居には換気口がいくつか備わっています。換気口は空気の入れ換えをするためのものですが、そこからオオスズメバチが入ってくることもあるのです。

住宅の換気口をオオスズメバチに一度発見されてしまったら出て行こうとせずに、そのまま天井や屋根の裏などに巣を作るケースが多発しています。そして、床の下や壁の隙間がオオスズメバチの巣作りに選ばれるケースも珍しくありません。

さらに、庭の物置のようなあまり使わない空間もオオスズメバチの巣作りに狙われやすいです。開けた状態で放置している雨戸も警戒しなければなりません。そういったリスクの高い場所に対する意識の希薄さが、オオスズメバチに巣作りされてしまう大きな原因となっています。

人工物だけでなく、住宅の庭の木々にオオスズメバチが生息することもあるので要注意です。たとえば、自宅の庭などに大きな木があれば、その中の空洞にオオスズメバチが巣を設けることもありえます。

木の隙間や穴も閉鎖空間としてオオスズメバチにとっては、とても魅力的だからです。その他にも自宅の庭の木の枝を切って地面に放置していると、その枝の中にオオスズメバチが巣を作るような事例も多くなっています。

また、自分の巣内の隣が空き地になっている場合も、オオスズメバチの住みかとなって被害にあう確率が高まりやすいです。天敵のいない空き地の地中にオオスズメバチが巣を作っており、そこから領土を拡張していくこともあるからです。

いつのまにか、自分の庭の地中にまでオオスズメバチの巣が広がっているかもしれません。それに気付かずに子どもが土遊びなどをしていると、突然オオスズメバチに襲われることもあるので気を付けましょう。基本的にオオスズメバチの巣は、地中にあることを知っておくのは大切です。

しかし、前述のように住宅の他の場所に作られることも少なくありません。オオスズメバチなどの巣は、地面から高い位置に作るという固定観念を持たないことも重要になります。広い視野を持って共通点や原因を考慮し、未然に防ぐための対処を行っておくのが望ましいです。
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