スズメバチ
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オオスズメバチの大きさは他の蜂の2倍で毒も強力だが問題有

オオスズメバチは、大きさが大きくて獰猛な種類の蜂だけど駆除しすぎると問題が発生する理由をご存知でしょうか。人間にとって脅威になるハチと言えば、オオスズメバチではないでしょうか。

この記事を読むと、オオスズメバチの大きさのサイズや毒の強さの比較がわかりどれだけ危険なハチなのかを知る事ができ、危ないからといって駆除しすぎると大きな問題が発生してしまう理由についても理解できます。

オオスズメバチの大きさと毒の強さについて

オオスズメバチの大きさですが、女王バチ・働きバチ・雄バチによってサイズが違います。オオスズメバチの女王バチの場合は、約40mm~55mmほどのサイズでやや大きいです。

オオスズメバチの働きバチの大きさは、約27mm~40mmで、雄バチが約27mm~45mmほどとなっています。オオスズメバチの女王バチに比べると、働きバチや雄バチの大きさはやや小さいです。とは言え、オオスズメバチはハチの種類の中では大きい部類に入ます。世界のスズメバチの中でも、一番大きいとされているのです。

オオスズメバチは、その大きさだけでも強烈なビジュアルのインパクトがあって怖いのですが毒によってさらに危険度が増します。攻撃的なオオスズメバチは、猛毒を持っています。毒針を持っており、オオスズメバチは強い毒性だけでなく毒液量も豊富です。人間が刺された場合でも、死亡するケースが多々あります。

一般的にハチに刺された場合、毒性の強さと毒液の量でダメージが決まります。オオスズメバチの場合、その毒性は強くて毒液量もあるため危険度がとても高いです。オオスズメバチから集団に襲われるケースもあり、近づかないことが一番の予防と言えます。

また、アナフィラキシーショックというアレルギー作用をもたらす危険性もあります。アナフィラキシーショックは、毒の量は関係ありません。呼吸困難・心不全・動悸・嘔吐・意識障害などの症状が出た場合、アナフィラキシーショックの可能性があるのですぐに救急車を呼んで早急に対応することが重要です。

もし、オオスズメバチに刺された場合の対処法ですが、刺された箇所を水で洗い流します。これにより、毒を薄める効果があるのです。その後、刺された箇所をつまんで血と一緒に毒を出します。よくテレビや映画などのシーンでは口を使って毒を吸い出しますが、現実ではやってはいけません。

毒が口から体内に入る可能性がありとても危険です。抗ヒスタミン系のステロイド軟こうを塗り、保冷剤などを使って冷やしておくのが応急処置となります。痛みや痒みがあったり、腫れが続くなら病院で診察を受けるのがおすすめです。

オオスズメバチは大きくて毒の強いハチとなっており、刺された場合は危険性が高いです。攻撃的なので近づかないのが得策となっています。刺されてしまった場合には、応急処置をしっかりすることが重要です。アナフィラキシーショックの可能性がある場合には、すぐに救急車を呼んで対処するべきです。

オオスズメバチは大きさがあって強いが駆除しすぎると問題が発生する

オオスズメバチは、スズメバチとしては世界最大級の大きさで毒性もかなり強いです。しかもオオスズメバチは攻撃的で人間を襲うこともあるハチなので、駆除するべきだと考える方が多いです。実際に危険度が高い場合には、ある程度オオスズメバチを駆除するべきです。

しかし、あまりオオスズメバチを駆除しすぎてしまうと別の問題が発生します。あまりオオスズメバチを駆除しすぎてしまうと、生態系のバランスが崩れる危険性があるのです。意外かもしれませんが、オオスズメバチには多くの天敵がいます。

オオスズメバチはハチとしては大きくて強いですが、野生には捕食者も存在しているのです。なかでも天敵とされているのがクマです。野生のクマはハチミツを好んで食します。そのため、素を襲って中の子どもまで捕食してしまうのです。しかもクマは、スズメバチの攻撃をものともしません。

なぜなら、クマの毛は硬くてオオスズメバチの針の攻撃が効かないのです。さらに熊は高いレベルの解毒能力を持っているため、免疫力でカバーすることができます。まさに自然界ではクマが天敵と言える存在なのです。

また、カマキリオニヤンマにもオオスズメバチは捕食されることもあります。お互いに捕食し合う関係となっており、自然界では戦うことがよくあるのです。カマキリの場合、多きなカマで戦います。オニヤンマの場合、高い飛行性能で翻弄して強靭なアゴで戦うのです。どちらに軍配が上がるかは、やってみないと分からないほどの関係となっています。

このように、自然界にはオオスズメバチを捕食する動物や昆虫もいます。オオスズメバチを駆除しすぎてしまうと捕食する動物や昆虫のエサが減ってしまうことになりかねません。その結果、オオスズメバチの駆除によって、生態系のバランスが崩れてしまうという問題が発生するのです。

また、逆にオオスズメバチがエサとして捕食していた昆虫などは天敵がいなくなることになります。天敵が減れば大量発生する可能性もあり、やはり生態系のバランスが崩れることになりかねません。人間を襲うことがあるため、駆除したいのはわかります。

しかし、あまりオオスズメバチの駆除しすぎてしまうのは生態系のバランスが崩れるという問題があるのです。あまりにも危険な場合はオオスズメバチの駆除をすべきですが、あまりやり過ぎはダメです。自然界のバランスを崩さないためにも、ほどほどにしておくべきです。
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