タガメ
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タガメの毒の成分の正体と人間への影響がなんとも驚愕すぎた

タガメ成分の正体と人間への影響がどれほどのものか、詳しく知りたいという方は多いのではないでしょうか。まず、昆虫は好き嫌いがはっきりと分かれる生き物ですが、子供の頃から慣れ親しんでいる人は、タガメに対する抵抗感もあまりなく触れられます。

ところが、都会暮らしで昆虫にあまり触れた経験が少なかったり奇妙な外見の昆虫に対しては拒絶しがちです。理由はいくつかありますが、その1つは触れても大丈夫なのかという、警戒心が引き起こしていると考えられます。

しかし近年は日本でも昆虫食が話題となっていますし、一見有害に見えて実は安全に食べられるものもあります。この記事を読むと、タガメの毒の成分の正体と人間への影響がどのようなものかを知ることができます。

タガメの毒の成分の正体と人間への影響

タガメには毒の成分があると表現されることがあり、その正体は強烈な消化液だということをご存知でしょうか。タガメは水中を代表するスーパーハンティング昆虫ですが、実は毒の成分をもっていることが分かっています。

当然ながら、タガメが生きている時に人が故意に必要以上の刺激を与えれば、タガメは人間を敵として見なされて攻撃して来る場合があります。その時に使用するタガメのこの毒の成分は、口の先にある針状の部分から分泌されるので、正確に表現すると噛まれるではなく刺されるとなります。

タガメに刺されると麻酔性の毒の成分が消化液と共に注入されますが、人間にとってはそれほど高い危険性はないといえます。しかし、人間であってもタガメに刺されるとカナリ痛くそして患部が大きく腫れて肌に現れますから、その点は覚悟する必要があります。

万が一、タガメに刺された後の腫れは数日で収まりますし、患部を洗って絆創膏などで保護するだけでも十分です。タガメが持っている真の毒の成分の正体は、消化液でありこれを武器に獲物を捕らえて獲物の体の内側から液状に溶かすものです。

重症化すると無視できなくなるので、タガメに刺されたと感じたら早めに体内から抜いて被害を食い止めることが必要です。いずれにしても、タガメに刺されて傷ができてばい菌が入ると厄介ですから、タガメに限らず虫刺されには対処が不可欠です。

タガメに刺されたら傷口を指で摘んだり、押し出すようにするだけでも大部分のタガメの消化液を体外に排出できます。消化液は文字通り組織などを消化する為にあるので、人間も例外ではなく注入されれば影響を受けてしまいます。

ただ、急激に短時間で体中に回ることはないですし、いくらタガメの毒の成分が強力といっても人間からするとそれなりです。自然界にいる天敵に対抗する為の武器ですから、自分と比べて大きな生き物に対する攻撃力は相対的に弱まります。

それでも、消化液の前に麻酔毒を注入する周到性なので、噛まれれば痛いもののタガメの習性が分かるキッカケになります。このメダカの毒とされる消化液の成分は、自然界で自分よりやや大きい相手に対してもその有効性を発揮します。タガメに消化液を注入されたターゲットは肉を溶かされ、身動きが取れなくなったところを吸うように捕食します。

タガメに捕食された死骸は皮と骨しか残らないので、消化液はタンパク質を中心に溶かすことが分かります。人間の筋肉組織もタンパク質でできていますから、刺されたままタガメの消化液を抜かずに放置すればやや厄介でしょう。

タガメの毒は魚の切り身すら溶かしてしまうので、タガメが人間と比較して小さな昆虫の消化液といっても、決して馬鹿にすることはできないです。その為、万が一タガメに刺されて対処が遅れた場合は、病院で抗生物質を処方してもらうと安心です。

タガメの毒とされる消化液の強力さとタガメがターゲットとする生き物

タガメの毒の成分とされる消化液の強さは、捕食の際に吸い取りやすくする為に強力であり、比較的短時間で獲物となる生物を体内から液状に溶かすほどです。人間でも、タガメに毒素を沢山注入されて長時間放置したことにより消化が進行するとその患部が部分的に壊死することがあります。

勿論これは最悪のケースに限られますし、タガメに刺されること自体が稀ですから極端に恐れなくても大丈夫です。大抵はタガメに刺されてもその毒の成分と表される消化液を絞り出せばほぼ無害化できる上に、患部を綺麗に洗い流して清潔に保てば、ばい菌が入ることによる化膿も防げます。

タガメの天敵は鳥のサギアメリカザリガニなど、自分より大きかったり強い生き物が相手となります。前者のサギは大きさが圧倒的に異なりますから、丸呑みされればタガメがいくら強烈な毒の成分を注入できてもひとたまりもないです。

逆に後者も、力の強いハサミを持っていることから、タガメが強力な消化液の毒でも対抗するのは困難です。一方で、タガメがターゲットとする生き物には、日本でもお馴染みのカエルや小魚などが存在します。

タガメと比べてその大きさは互角かややカエルの方が大きいですが、獲物を見つけるなり素早く体に絡みつき、毒の成分を注入して動きを封じます。しばらくするとカエルは動けなくなり、体が痙攣して完全に麻痺状態となります。後はタガメの毒の成分である消化液で獲物の体内が溶けるのを待ち、ゆっくりと溶けた体内組織を吸い取ります。

他にも、タガメは金魚とメダカやコオロギも食べますし、ゴキブリも捕食対象ですから、毒の成分である消化液は多くの生き物に対して強力です。タガメは自分より多少大きい生き物なら問題なく捕食できるので、その素早さを活かし獲物となる生き物に毒の成分となる消化液の注入が成功すると、タガメの完全勝利ということになります。

水の中では特に、タガメは水中のギャングと呼ばれるほど強いですし、陸上生物を引きずり込めば高い確率で勝利します。実はカエルの他にも、タガメはヘビネズミまで捕食しますから、日本人が持つ昆虫のイメージからするとカナリ攻撃的です。

体をくねらせ対抗するヘビとタガメの対決は圧巻ですが、その間落ち着いて消化液を注入しておとなしくさせるタガメの様子はギャングを思わせます。タガメは場数を踏んだアサシンのようでもあるので、水中のギャングの異名はまさに言い得ていると思われます。

タガメの毒の成分と表現されるこの消化液は、獲物を痙攣させ身動きを封じるのも凄いですが体の内側から消化して溶かし、捕食後に皮と骨しか残らないのも驚きです。このタガメの毒として成分の表現される消化液の強力すぎる威力こそが、身を護りつつ捕食するタガメの最大の武器となっています。
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