タガメ
記事内に一部プロモーションを含みます。

タガメが卵を壊すショッキングすぎる理由と孵化の奇跡!

タガメ壊すというショッキングすぎる理由と孵化の奇跡について、詳しくご存知でしょうか。実にビックリすることですが、タガメのメスは産んだ卵を壊すという本能を持っています。例えば、自然界ではライオンが大切な我が子を崖から突き落とすのはよく知られた話であり、強い遺伝子だけが残るようにとわざとやっている行動です。

それと似たような意味を持つこのタガメの本能、対象は違えど他のタガメの子孫を残さず自分の子孫を残すというこの行為を昆虫の世界で行っているのがタガメのメスです。そこには子孫を残すためとはいえ、同種であるタガメの卵を壊すショッキングすぎる驚愕の事実がありますが、だからこそタガメは強靭で強い存在で今まで生きながらえ来たわけなのです。

この記事を読むと、タガメが卵をなぜ壊すのかというショッキングすぎる理由と孵化する幼虫たちの奇跡について理解することができ、厳しい自然界の姿が浮き彫りにわかるようになります。

タガメの卵を壊すメスと守るオス

タガメの卵を壊すメスと、それを守るオスとの関係性を不思議に感じる方は多いのではないでしょうか。昆虫の世界では、タガメのオスはイクメンとして有名であり、必死に卵を守り育てているのです。

最近の日本では草食系男子と肉食系女子という言葉が浸透しておりますが、タガメ界では昔からメス優位で生き抜く力という意味で頼もしい存在です。メスには頭が上がらずの立場のタガメのオスたちは、時に卵の状態の我が子を守り育てることさえメスに妨げられてしまうのです。

実は、同種族の卵を壊す行為をするのはタガメのメス側です。と言っても、タガメのメス自身が生んだ卵ではなく違ったメス子孫の卵を壊すのです。なぜなら、タガメのメスが守り育てたいのは自身の遺伝子であり、それ以外のものたちは将来我が子の食い扶持を減らし戦わねばならないようなライバルとなるためです。

そのためタガメのメスは他のメスとの関係性の卵を守ってオスを見つけるとことごとくその卵を壊して、自分の子孫を残すために働きかけるというわけです。もちろん、タガメのオスだって立ち向かって卵を守っては行きます。

でも人間と違って、体格の上でもメスの方がオスよりも圧倒的に優位なのですからオスに勝ち目はありません。タガメのオスとメスとでは大きな体格差があるため、戦っても大抵はオスが負けてしまい自分たちの卵を壊されてしまうのです。

タガメのメスの衝撃の事実はそれだけではありません、オスが守っている卵を強引に振り払ってオスの戦意を喪失させることを目的にメスは卵の破壊行為におよぶのです。

何しろ、丁度タガメのメスの産卵の準備が整った時期にオスと出会って上手く接近していき、他のタガメのメスとの卵を壊すことができずに自分の卵を産卵できなければ次にはいつ絶好の機会がやってくるかも分かりません。タガメのメス側だって、自分の子孫を残すことに対して必死に生きているというわけです。

こうしてより強く勝ち残ってきたタガメの卵たちは、みな力があり運が強いという子孫を受け継いだタガメばかりです。そうでなければ、この厳しい自然界では生きていけないということです。

決して餌が豊かにあるとは限らず、子孫を残そうにも相手も多くいるわけではありません、そんな中でタガメ達は戦っているのです。もちろん私たち人間だって、具体的に経済力を見たりルックスの良さなども含めた競争は同じように行われています。

その昔は大奥にて妊娠している赤ちゃんを亡き者にしようと毒を盛ったり滑ってこけさせたりしていましたが、それと同じようなものです。現代社会では子孫を残すために活きている者を排除するということはないにしろ、ライバルを蹴落とそうという考え方までもが消えてしまったわけではありません。どこの世界に属していようとも様々な戦いはあり、厳しい争いは繰り広げられているのです。

タガメの卵を壊すとそのメスが後に取る行動と孵化の奇跡

タガメのメスが卵を壊すと、そのメスは次に取る行動がなんとも不思議であり孵化は奇跡的な現象であるということを説明していきます。子孫を残すこと自体はメスとオスとの間で行うにしても、その後の卵を産むのは女性の側というのは人間もタガメも変わりません。

ガメの子孫を残す行為が終わった後のオスの存在は、メスにとっては全く無意味なものであり場合によっては更なる産卵を行うメスが出てきて、ライバルを増やすだけの物となってしまうのです。

タガメのメスが卵を壊す行為だって指を加えてみているしかなかったオス、自身がメス食べられそうになってもそこから逃れられるような運の良いものは僅かなのです。卵を必死でタガメのオスが守ろうにも、体格差で負けてしまい卵を壊されて後にそのメスの子孫を残すかそのままメスに捕食されてしまいます。

こういったオスとメスの関係は、タガメなどの昆虫以外にカマキリなどでも見られます。こうした捕食行為も、卵から孵化して生まれてくるであろう我が子の栄養となることが出来るのだから本望と諦めるしかありません。

タガメのオスは自分自身がそうならないためには、卵を壊してきたメスの子孫を残す行為の後に急いで逃げなければならないのです。体だけでなく心も繋がることとなる人間界と違って、タガメの世界ではそれさえも危険に満ちているというわけです。

たとえタガメのオスがメスに食べられないにしても、卵を破壊された後の行為は余りにも悲しいものです。何しろ、大切に守り育てていた卵の我が子を無残に奪われ、悲しみにくれている間もなく卵を壊したメスのタガメが子孫繁栄の相手としてオスに迫ってくるのですからシュールです。

タガメのオスは水上に産卵されたものに毎日水をかけて手間隙かけてお世話をしてきたのに、それが自然界の厳しいおきてとは言えつらいことなのです。そして更にシュールなことに、それほどの悲しみに暮れながらも、新しく産み付けられた卵をオスたちはまた保護し、大切にお水をかけて育て始めるのです。

そんな憎い相手の子なら放っておいてやるとはならないところが、タガメの面白いところです。だからこそ強いタガメの遺伝子が育っていくということになるわけです。

池や川の中の小さな小さな世界で繰り広げられているタガメの卵に対する攻防、それを乗り越えて奇跡的に卵から孵化して成虫へと成長したタガメたちは、またメスから子どもたちを守りお世話する存在となったり、オスとの子孫繁栄の為にも手段を選ばないメスになります。以上が、タガメが卵を壊すショッキングすぎる理由と孵化の奇跡についての説明でした。
関連記事
タガメの丸わかり解説

タガメの丸わかり解説この記事では、タガメの昆虫について気になるポイントをピックアップして丸わかり解説を端的に行っていきます。 タガメの味と...