アシダカグモ
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アシダカグモの飼育方法と気になる値段や寿命について

アシダカグモ飼育方法値段寿命が気になる方は、いらっしゃいますでしょうか。アシダカグモをエキゾチックなペット昆虫として、飼育して楽しむ人が近年増えています。

このアシダカグモという蜘蛛はゴキブリの天敵としても有名で、一匹飼っていればゴキブリ除けにもなります。アシダカグモの見た目は毒蜘蛛に似ているますが、全く毒が無いので安心して飼育できます。アシダカグモは日本でも古くから生息する種であり、一般的な家屋の周辺で見られたりします。

また、アシダカグモは日本に生息する徘徊性の種では、オオハシリグモとならび最大級となっています。この記事を読むと、アシダカグモの飼育方法と気になる値段や寿命について知ることができます。

アシダカグモの飼育方法

アシダカグモの飼育方法について説明する前に、少し生態的な特徴をおさらいします。アシダカグモは全体的に扁平で、長い脚を大きく広げたカタチをしています。アシダカグモは、前三脚が前方を向いて付いているのが特徴です。アシダカグモの体は灰褐色で、ところどころに斑模様があります。

元々のアシダカグモの原産地はインドと言われていますが、現在は殆どの熱帯や亜熱帯、そして温帯地域に生息しています。世界各地にアシダカグモ属の蜘蛛は約180種類ほど確認されており、日本にはその内の3種類が生息していることが分かっています。

森林の落ち葉の裏などに、アシダカグモとよく似た蜘蛛が見つかることがあります。それはコアシダカグモと呼ばれるもので、アシダカグモとは別種となります。アシダカグモは元々日本に生息していませんでしたが、明治時代にはじめて長崎県で生息が確認されました。

日本への流入については、輸入された食物などに紛れ込んだとされます。見た目が大きいので毒蜘蛛と勘違いされますが、人体に影響を及ぼすような毒はありません。飼育方法はタランチュラと似ており、通常は温度管理なども特に必要ありません。

アシダカグモは冬場の寒さには弱いので、気温が低くなる地域では室内を温かく維持する必要があります。さて、アシダカグモの飼育に必要なものとしては、飼育ケースとシェルター、そして床材が挙げられます。

一般的な飼育ケースはプラスティックタイプが多く、大きさは部屋の環境に応じて選択するのが良いと言えます。アシダカグモは夜行性なので、日中は薄暗い場所で隠れて過ごします。それ故、アシダカグモ達のストレスにならないよう、隠れ場所となるシェルターを用意することが大事です。

床材は必ずしも必要ありませんが、砂利や腐葉土があればアシダカグモが過ごしやすくなります。また、飼い主の好みで色々試してみるのも良い方法です。アシダカグモの餌に関しては、生餌を与える必要があります。

このアシダカグモはゴキブリを好んで食べますが、飼育するならペットショップで購入できるミルワームコオロギなどで十分です。また、家の周りにアシダカグモの餌になりそうな昆虫がいれば、それらを与えても構いません。

アシダカグモは口に合わなければ食べないので、あれこれ試してみるのも飼育の楽しみのひとつです。こアシダカグモの特徴はその素早い動きにあり、それだからこそゴキブリをも捕まえることができるわけです。

アシダカグモの値段や寿命

続いて、アシダカグモの値段寿命についてご紹介していきます。アシダカグモは体の模様や色によって雌雄を分けられますが、成体か幼体かは見分けにくい面があります。また、ペアリングの際には慎重に行わないと、アシダカグモが共食いする恐れがあります。

それ故、アシダカグモの繁殖時期や発情期を事前に調べてから、ペアリングをする必要があるわけです。性差が現れたからと言って、安易にアシダカグモのペアリングを行うと、オスはメスの攻撃を受けることになります。アシダカグモのペアリング時期としては4~7月が適切とされ、気温が高くなる初夏が適しています。

アシダカグモのオスがメスに覆いかぶされば、一先ずペアリングは成功となります。オスは口横にある生殖器を、メスの受容器に当てることになります。但し、ペアリング後は産卵の栄養にするため、オスはメスに食べられてしまいます。

アシダカグモが産卵すると卵を抱えて過ごすことになります。時々アシダカグモのメスは生んだ卵を食べることがありますが、それは卵にカビが生えるなど異常があった場合です。ケージの温度や湿度が適切でないと、アシダカグモの卵が卵胞の中で腐ったりします。

アシダカグモは残りの卵が腐らないよう、腐った卵を食べるわけです。また次の産卵に備えるために栄養にします。アシダカグモの産卵中はケージ内の湿度は高めに設定して、乾燥しないよう注意することが大事です。

生まれたてのアシダカグモの幼体のエサとしては、ショウジョウバエなどが適しています。成長に応じてレッドローチなどを与えれば、成体まで無事に育ちます。アシダカグモを飼育する人は、野生のものを捕まえたりします。

一方インターネット通販などでもアシダカグモが販売されており、値段の相場は一匹1,000円~2,000円程が相場です。このアシダカグモの平均寿命はオスが3~5年で、メスが5~7年となります。アシダカグモは、成虫から飼育しても楽しめる時間が比較的に長いと言えます。

日本に生息するアシダカグモのメスは、6月から8月にかけて1年に2回産卵します。アシダカグモのメスは卵が孵化するまで餌を一切食べず、糸に包んだ卵を自ら持ち歩く性質があります。但しアシダカグモの赤ちゃんの孵化直前にはその卵を壁などに貼り付け、親蜘蛛は近くから見守ることになります。

アシダカグモの幼体がしっかりと孵化すると、生まれたばかりのアシダカグモ達は風通しの良い場所に自ら移って、腹部から飛び立つための糸を吐き出します。そして風に乗って飛散するわけです。そしてオスは8回、メスは10回脱皮を繰り返して成体となります。成体になるまでに、およそ1年かかります。
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