アシダカグモ
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アシダカグモ科の蜘蛛が日本に来た時期と大きさについて

アシダカグモ科の蜘蛛が日本に初めて来た時期と、大きさについて不思議に感じる人も多いのではないでしょうか。アシダカグモ科の蜘蛛は主にゴキブリを好んで食べるため、ただペットとして飼うという目的以外にも犬で言うなら番犬のような扱いでゴキブリ駆除用に育てている方もいる蜘蛛として知られています。

最近では、ゴキブリ駆除剤では手に負えない方で次第にアがシダカグモ有名になってきています。さらに、アシダカグモは家に出没することが多いので、家グモとも言われている種類の蜘蛛になります。

この記事を読むと、アシダカグモ科の蜘蛛がいつどこから日本に来たのかその時期や日本最大級の蜘蛛としての大きさについて詳しく知る事ができます。

アシダカグモ科の蜘蛛が日本に来た時期

アシダカグモ科はもともとは、インドが原産の蜘蛛であり、そこから世界中に分布していったと考えられています。主なアシダカグモの生息地域は、熱帯や亜熱帯、温帯などが最も多い生息地域です。これは、原産であるインドの気候に近いものであると言えるでしょう。

アシダカグモ科の蜘蛛が日本に来た時期で一番古いと考えられている時期は、江戸時代になります。江戸時代でも、ゴキブリなどの害虫は現在と同じく駆除しておきたい害虫でした。

昔の時代からアシダカグモはゴキブリ退治をしてくれる強い味方ですが、日本に生息していたというよりは日本にわたって来たというのが正しいです。この江戸時代についての情報はあくまでも推定なので、その他にも商船に紛れてアシダカグモが日本にやってきたなどの話もあります。

残っている記録によると、アシダカグモが日本で初めて発見された時期として1873年に長崎で発見されたというとのことです。アシダカグモの大きさに関しては、日本医生息している蜘蛛の中では、最大と言われています。もちろん、タランチュラなどを家で飼っているような場合は除いた場合になります。

人間の手のひら以上に成長するオオハシリクモや南西諸島に限って生息しているオオジョウロクモなども最大の蜘蛛ということはできますが、これらの蜘蛛はごく一部の地域にしか生息していないので、平均的に考えると最大ではなくなります。

自然界で広く生息するようになった蜘蛛としてみると、アシダカグモが最大ということです。主な日本のアシダカグモ科の分布地域は、本州全域と四国や九州です。東北地方については、福島県より西の地域にアシダカグモが生息しているので寒さには弱い生態的特徴があります。

そのため、北海道や冬に降雪量が多い傾向にある、石川県や新潟県ではあまりアシダカグモの分布確認がされていません。アシダカグモ科は夜行性なので、日中はあまり遭遇する可能性が低いと言えるでしょう。

住宅などにゴキブリなどの害虫を見かける場合が夜に多いということもあってか、アシダカグモもゴキブリを捕食する可能性は夜の時間帯が非常に高いということができます。また、アシダカグモが静かな薄暗い場所を好むという点でも、両者は一致していると言えるでしょう。

両者に何か違いを見出すというならば、アシダカグモ科が捕食する側でゴキブリが捕食される側だということです。もちろん、アシダカグモはゴキブリ以外にも小さなネズミやムカデなどの害虫も捕食するので、一部の方の間では「軍曹」という愛称で呼ばれています。

アシダカグモ科の大きさと日本にいる3種について

続いて、アシダカグモ科の日本にいる種類と大きさについて詳しく説明していきます。日本にいるアシダカグモ科には、主に3種類の蜘蛛があります。一般的なアシダカグモ以外では、西表島に分布するホソミアシダカグモとトカラ列島に分布するトカラアシダカグモが存在しています。

この2種については国内でも限られた場所にしか分布していないという共通点があります。アシダカグモの大きさについては、オスは胴体部分が約1cm~2.5cmになっていますが、メスはオスよりも大きく胴体の大きさは約2cm~3cmです。足の長さも含めるならば、アシダカグモの全長は10cmから13cmの大きさです。

CDのディスクほどの大きさになるといえば、わかりやすいかもしれません。蜘蛛といえば、皆さんは普通に蜘蛛と言われると想像することが多く、糸を出して蜘蛛の巣をつくることを想像される方もいるでしょう。しかし、アシダカグモは実際には蜘蛛の巣をつくることはなく、稀に糸を出すことがあるくらいです。

そのため、家でアシダカグモを見かけた場合でも蜘蛛の巣で屋根裏などが汚くなってしまうということにはならないということです。つまり、クモの巣を張る場合には巣に引っかかった虫を捕食することになりますが、アシダカグモはその方法ではなく、夜中にあたりを徘徊しながら獲物をハンターのごとく捕食をします。

例えるならば、アシダカグモはクモの糸のトラップを使って獲物を捕らえるというよりは、相手に一気に襲い掛かるアサシンのようです。さらに、アシダカグモのもう一つ特徴を挙げるならば、一度殺して捕まえた獲物を食べている最中に他の獲物が来たら食べている獲物を一度放ってもう一つの虫や小動物を捕食します。

これは、このアシダカグモがそういう習性ということで、このことからもその場にいる害虫がいなくなる可能性が高いことが理解できます。アシダカグモの寿命に関しては、メスがオスよりも長生きをします。アシダカグモのオスが3年~5年ほどは生きますが、メスの場合は5年~7年と両者の間では2年は違うことになります。

さらに長生きするようなアシダカグモの個体の場合では、最大で10年も生き続けるもの存在します。見た目は大きくて非常にインパクトのあるアシダカグモですが、毒を持っているようなタランチュラとは違って毒を持っていないので、人間には害はありません。

強いて言えば、欠点はそのアシダカグモの猛烈な見た目にびっくりしてしまうということくらいです。家の中でこの種のアシダカグモを見かけた場合は、皆さんの家の害虫を全て片付けてくれるかもしれません。見た目がゴッツイですが、私たち人間にとってはありがたい存在です。
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