アシダカグモ
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アシダカグモがなつくと言われる理由

アシダカグモは、なつくという話しを聞いたことがあるだろうか。家の中に大きなクモを見つけると思わず叫んでしまうという人は多いもので、なんとか捕まえて家の外に出したいと考えます。大きいアシダカグモを捕まえることが出来ればよいのですが、なかには見るのも嫌という人も少なくありません。

その奇妙な見た目の蜘蛛ですが、人になつくと言われているものもいます。クモが私たち人間になつくということは信じがたいものですが、懐くと言われている蜘蛛の種類はアシダカグモです。この記事を読むと、アシダカグモがなつくと言われている理由と実際の真実を理解することができます。

アシダカグモがなつくと言われる理由

アシダカグモがなつくと言われている理由には、その性格にあります。家の中で見かけるクモの中でも大きくて、全体的にベージュ系の色で黒いストライプ柄があり、見るだけで気持ち悪い印象を与えるのがアシダカグモです。

アシダカグモはなつくと言われているクモですが、それは臆病な性格から言われていることでもあります。一般的なクモのイメージは巣を張って獲物を獲り、毒をもつというイメージがありますが、アシダカグモは糸を使って巣を張ることはなく自ら動き回って獲物を捕獲します。

そのため家の中でアシダカグモを見かけるという事も多くなります。アシダカグモは大きくていきなり現れるので、人に恐怖を与える事も多いですが、実はとても臆病な性格をしています。アシダカグモはとても臆病な性格なので、害を与えることはないので見かけても刺されることは無いので安心できるクモです。

臆病な性格で人に害はないアシダカグモが家の中にいると、良い効果も得られます。アシダカグモは最大で全長約13cmほどと非常に大きなクモで、家に出没するクモの中でも大きいものですが、人を見ると離れようとする習性があります。

アシダカグモは肉食の蜘蛛なのでゴキブリを食べたり、蛾やハエ、ネズミなどの小動物も捕食し、人にとっては害虫を食べるなど役立つ昆虫の益虫としての側面があります。人がいると臆病な性格から逃げようとするのは、自分よりも大きい生物には大人しくなるという特徴からです。

家の中にいるものでクモ以外に厄介なのは、ゴキブリです。自宅に突然出てきたゴキブリの駆除に苦労しているという場合も多く、市販のゴキブリを捕獲する製品を置いたりと工夫しますが、このアシダカグモがいれば多くの方が苦手とするゴキブリを捕獲してくれます。

アシダカグモは家のゴキブリを食べつくすと自然に家から居なくなりますが、ゴキブリには天敵と言えます。アシダカグモはゴキブリなどの獲物に対して非常に頼りになる獰猛なハンターですが、自分よりも大きすぎる動物には非常に臆病になってしまいます。

一般的にクモは振動で周囲を感知していますが、このアシダカグモは人や猫などの大型の動物の振動を察知すると、ヤバイと本能的に感じてパニックを起こすこともあり一目散に逃げていきます。アシダカグモは暗所に隠れて活動するため、昼よりも夜に見かけることも多く、人間の生活圏を離れる事は殆どありません。

稀にアシダカグモが人によじ登ってくる可能性もありますが、これはパニックを起こして方向が分からなくなっている場合が殆どなので、人に向かって攻撃をしているという事ではないと考えることが出来ます。

アシダカグモは基本的になつくことはない

アシダカグモは性格が臆病で、毒もなくゴキブリを食べるので人にとっては益虫となりますが、基本的にはなつくことはありません。アシダカグモは人に対して噛むなどの攻撃をすることも無く、毒も無いので外見のインパクトさを除けば無害な虫です。

また、アシダカグモはペットとして飼育することも可能で、餌はこのような餌用コオロギなどを与えます。アシダカグモにエサを与える際には、ピンセットで餌をあげるとピンセットから受け取るように餌を捕獲する場合がありますが、これはなついているという事でありません。

犬や猫が人間になつく場合、犬も人に対して愛情表現をしてくれますが、クモなどの虫はその愛情表現などを期待することが難しいです。クモも無害と感じると攻撃をしないという程度で、アシダカグモはクモの中でも臆病なので人に対して害のあるような事はしないため、なつくという印象を持たれる可能性があります。

アシダカグモをペットとして飼い始めると飼い主との距離感が分かるためか、手に乗せることも可能になります。さらに、アシダカグモはゴキブリも捕獲して食べてくれるので、人にとって害は全くなく、人になつくと思われますがなつくことはありません。

アシダカグモは、臆病な性格からの行動などから人気のあるクモでもあり、飼育しているという人もいるほどです。見た目が毒雲のようなので気持ち悪いイメージもありますが、ゴキブリを捕食し、臆病で夜行性なので日中は隠れています。ゴキブリの他にもアシダカグモは、ムカデなどの害虫を捕食してくれます。

野生のアシダカグモは、家の中のゴキブリを全て退治するとその家から去ってしまうので蜘蛛が苦手の人も放置プレイで大丈夫です。アシダカグモはゴキブリだけではなく、ハエなどの害虫、ムカデネズミなども捕獲してくれるので、人にとっては親しみがあり、愛されているクモと言えます。

アシダカグモは日本に生息しているクモの中でも、最大級の大きさの蜘蛛です。大きいもので足を伸ばしたアシダカグモの全長が約100~130mmになる場合もあり、もともとは日本に生息しておらず、1878年頃に長崎で初めて目撃されてたと言われています。巣は張らず肉食でゴキブリなどの害虫を食べる益虫です。

獰猛なハンティング能力を持ち合わせている事から、人気もありアシダカ軍曹と呼ばれております。アシダカグモの見た目はとても大きく迫力満点な毒グモのようですが、益虫でもあり臆病な性格から人を攻撃することもなく愛すべきクモと言えます。
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