クマバチ
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クマバチの巣作りは家の材質と構造によって決まる理由

クマバチ巣作りは、の材質と構造によって作られやすかったり作られにくかったりすることをご存知でしょうか。黒くて胴体が太く毛に覆われていて、まるで熊のような体形のクマバチですが、全国で姿を見ることが出来ます。見た目がとても怖い熊蜂ですが、実はミツバチ科で攻撃的な生き物ではありません。

クマバチは自発的に人間に対して攻撃をしてこなくても、人間の家とクマバチが深く関わっているので気をつけなければいけない危険があります。この記事を読むと、知っていそうで知らなかった生態のひとつであるクマバチの巣作りのやり方と家の材質によって作られやすい住宅や構造などを知ることが出来ます。

クマバチの巣作りは家の材質で決まる理由

クマバチの巣作りは、家の材質によって作られやすかったりそうでなかったりします。クマバチは外国で「カーペンタービー」、つまり大工蜂と呼ばれています。その理由は、クマバチが巣作りをするのに強い顎を使って木材を切ったり穴を開けたり大工作業のように巣をつくるからです。

自然界では、枯れ木や倒木などがクマバチの巣作りの材料として使われるのですが、人が住んでいる生活圏に近いところでクマバチが巣作りをするときには、人が住んでいる家の建材が使われてしまいます。

というのも、木というのは中は柔らかくても、外側は固い樹皮で覆われています。クマバチがいくら大工蜂と呼ばれるように穴空けが器用でも、その作業をするのは時間が掛かり大変です。それが人間の住んでいる家であれば、固い樹皮を取り除いた木材が家の建材として大量に使われています。

人間の家だからといってクマバチが巣作りの遠慮をすることはなく、ただ巣にするのに最適な場所になってしまいます。しかも、クマバチの習性として、木材に空けた穴の奥では、人間と同じようにいくつもの部屋を作っていきます。

外側から見たら、小さい穴でも中では広々とした空間がつくられているかもしれません。クマバチの巣は、世代を経ても同じところに作られます。つまり、築年数が古い建物でクマバチの巣作りがされているときには、数十年もしくはそれ以上の年月で、柱や壁が使われているかもしれないのです。

クマバチの巣作りに最適な木材であるならば、いくつもの集団が狙いますから、稀に無数の穴が開けられることもあります。ですので、建物などは木造ではなく鉄骨造、鉄筋コンクリート造の建設物であるならば、クマバチは巣作りのための材料を調達することはできません。

家を建てる時には、クマバチの巣作り対策などをそこまで気にする人はそうそういないでしょうが、これを知っておくことで家の外観材質を決めるときに考慮することが出来ます。ということで、もしクマバチの姿を見かけることがあれば、その近くで巣作りが行われていることを意味しています。

自宅が木造住宅でなければその材料にされている心配はないでしょうが、万が一にそんなことになったならば建物の耐久性が大きく損なわれてしまう危険性は否定できません。大地震が起きたときに、柱が耐えられずに潰れてしまったら命を失うことだってあります。

住んでいる人の安全を守るためにも、すぐにクマバチ巣を取り除いたほうが良いです。大人しい蜂であっても、巣が攻撃されるとなれば攻撃されることもありますから、素人が手を出すよりも専門の業者に任せてしまうほうが安全です。

クマバチの巣作りの構造特徴によって家が傷む理由

クマバチの巣作りは、構造の特徴によって人間が住む家が傷む可能性があります。クマバチは、木材を巣作りの材料とします。人間が固い樹皮を取り除き、柔らかい部分を露出させた、木造住宅の建材は巣作りをする上で格好の材料になりえます。特に年月を経て、老朽化が進んでいる木材部分はクマバチが穴を開けやすいので要優位です。

クマバチの巣巣作りの構造は、その強い顎を使ってまずは掘り進めていき、そこからいくつかの部屋をつくっていきます。その穴の大きさは一般的にクマバチの体が通れるくらいで、直径をわかりやすくいうと1円玉くらいになります。大きな穴が空いた木材というのは、それだけでも当然のことながら耐久性が落ちる可能性があります。

それに加えて穴に雨水が入り込んだり、結露が発生すると腐朽菌といって木材を分解つまり腐らせる菌が繁殖します。濡れてもすぐに乾けば腐朽菌の発生は防げますが、穴は風通しが悪いですが、濡れた状態がいつまでも続きますので徐々に木材は腐っていくことになります。

そのクマバチの巣にシロアリが潜り込めば、さらに中が食い荒らされて木材がスポンジのようになってしまいます。しかも、蜂というと巣に近づいたものを攻撃する虫だというイメージがありますが、クマバチは人家に巣作りをすることからもわかるように、他の種類のハチと違って周囲に人がいてもあまり気にしません。

というのは、クマバチが縄張りを主張することがあまりない大人しい性格の蜂だからです。それがこの場合には厄介なところで、他のクマバチが巣をつくっても敵対することはないのです。そのため、同じ柱にいくつもの穴が開けられてしまうという自体もよくあることです。

家は一度建てたら、適切なメンテナンスをしていくことで数十年は快適に暮らせるものです。クマバチの巣作りを屋根の垂木であればまだ良いのですが、柱や壁などに万が一クマバチの巣を作られてしまうと、建物全体の耐久度に関わる大事な部分が脆くなってしまいます。

ここにクマバチの巣が作られて耐久性が下が脆くなってしまえば、もっと早い段階で建て直さなければいけなくなります。クマバチの巣作りが行われている事に気が付かなければ、知らぬ前に家が傷んで耐久性がなくなってしまうことだったありえます。

地震や大きな台風、津波などの被害に遭ったとき、クマバチの巣作りを家の中枢部分にされてしまうと、耐えきれずに倒壊するので人命や家財が失われる危険があります。そんなことにならないよう、熊蜂の姿を見かけたら早急にクマバチの巣作りを防いだり、駆除をしなければいけません。
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