タガメは食用として高く支持を得て販売されている事実について、「なぜ?」と不思議に感じたことはないでしょうか。カメムシ目でコオイムシ科に分類されるこのタガメ(水爬虫)は、水生昆虫として日本では最大級の大きさとパワーを誇ります。
タガメはベトナムやタイなどではメジャー料理として食されているので、現地では馴染み深い国民的な食材だといえるでしょう。また、タガメはキンモクセイに似た芳香があるとされていて、油で揚げるとサクサクとした食感が楽しめます。
日本産はタガメの食用品があまり販売されていないので入手が難しいですが、外国産は国内で流通しているので、食用タガメを手に入れようと思えば入れられます。この記事を読むと、何故タガメは食用として高く支持を得てそして販売されているのかその理由が詳しく分かります。
タガメは食用として栄養価が高く人気食材で販売されている
タガメが食用として高い支持を得て販売されているのは、栄養価も高く貴重なタンパク源の性質があるからです。他にもタガメは、繊維質が摂れたり脂肪や必須ミネラルも補給できるなど、たくさんの栄養の摂取にとても最適な食材だといえます。
更にタガメは完全栄養食に限りなく近いですし、炭水化物のような太る原因は少な目なので、ダイエット食でもタガメ料理が注目を集めます。また、タガメの脂肪分は多いので沢山食べ過ぎるのは良くないですが、逆にいえば少量でもエネルギーがしっかりと補給できるとても理想的な食材ともいえます。
つまり、食用昆虫として注目されているタガメはとても栄養価が高く、その美味しさの特徴も高く支持を得て販売されている理由となっています。人口が今も世界的に増加中の地球環境下では、将来的に食糧不足が発生すると考えられていて、昆虫は新たな食料としてカナリ期待されます。
タガメも勿論そうですし、むしろ豊富な栄養価を誇ることから、代表的な昆虫食用の食材と捉えられます。食用では既にタガメ料理としての実績がありますから、人が食べても健康に問題はなく、むしろ栄養豊富でダイエットにも良いことが分かっています。
タガメは栄養バランス的には高タンパク質なので、筋トレで筋肉量を増やしたい人にも最適です。タガメの栄養量は肉類にも匹敵するほど高評価ですし、育てるのが簡単であり家畜などと比較すれば圧倒的にコストが低いなど、経済的メリットが豊富な食材というわけです。
ダイエットに向いていて筋トレにも適しているほどですから、タガメを食用とする国や地域があるのも頷けます。後は昆虫という見た目の抵抗感さえ克服できれば、日本でも昆虫食がさらに普及したり普通に食材として流通する可能性があります。
昆虫食は栄養満点のスーパーフードとも言われていますから、タガメのようにグローバル食材の実績がある昆虫は、ダイエットを好む人達を中心に普及してもおかしくないです。一説によると、昆虫は鶏卵と同等の栄養価を誇り、タンパク質も脂質もバランス良く摂れるとされます。
しかも、昆虫の脂質はコレステロールや中性脂肪を増やす飽和脂肪酸ではなく、逆に減らす不飽和脂肪酸の割合が高いので、栄養素の質も高いです。栄養素で基本中の基本ビタミン類も昆虫食で摂れるので、まさに人間に食べられる為に作られたかのようです。
なお、昆虫食は栄養補給のサプリと考えても違和感が生じませんから、もはや食材として定着するのは時間の問題だと思われます。食糧難はいずれ世界的な課題となるので、それを乗り越えるのに昆虫食は役立つ救世主となり得るでしょう。
タガメは食用として美味しいと支持されている
タガメは食糧として、かなり美味しい食材として支持されております。タガメは栄養価が注目されている昆虫ですが、実は美味しさもまた食用として支持される理由の1つです。東南アジアではタガメを油で揚げた簡易料理が好まれていて、サクサクとした食感がとても人気です。
タガメの唐揚げは醤油との相性がとても良く、一度食べたらヤミツキになると言われるくらいです。また、タガメは殻の様なものを背中に持っているので、揚げ物料理にすると歯で噛んだ瞬間に香ばしくパリパリと音を立てて形が崩れます。
それはまるでその味はエビ天ぷらのようですから、例えば目隠しをしてタガメを口に入れて歯で噛んでしまえば、味も似ているエビと間違えても不思議ではないです。それくらいにタガメの食感がエビと似ているので、グルメ用の食材として評価されているのも納得です。
タガメの味そのものはエビと全く同じとは言えないものの、人によって感想は違ってきますが、魚のような味わいや芳醇な味と表現される場合があります。タガメ料理の味付けによってもその印象を左右する要素ですが、甘辛い味付けだと佃煮と非常に似た印象を与えます。
食用タガメの味はフルーティーな味わいと表現する人もいるので、今までにない複雑な味を持つ、魅力的な食材となり得ます。なお、タガメの殻にそれなりの厚みがあるので、この殻の触感がタガメの食用昆虫食材の特徴を決定づけています。
先述したようにタガメの食感はエビに近いですし、日本人が好む醤油との相性も良いですから、味さえ慣れてしまえば日本でも支持されると考えられます。昆虫食が一般的ではなく、見た目で敬遠される恐れがあるのはネックですが、そこさえ解決できれば新たなグルメ食材に加わるでしょう。
タガメ料理は揚げ物以外にも、油炒めの用途が考えられますが、ここで注意すべき点として茹でたり蒸すといった調理には向かないです。しかし、タガメは唐揚げ用の食用昆虫としてはベストなので、お酒のお供にも相性抜群の食材となります。
タガメ料理を食べる時に引っ掛かる足はややネックですが、それは取り除いて本体だけを食べるようにするのが、タガメ料理を美味しくいただく為のコツです。タイではタガメをそのままの揚げ物にした料理だけでなく、調味料に加工してスーパーなどで販売されているほど、ありふれた食用の昆虫です。
タガメの味付けとして醤油だけでなく味噌味の調味料にも使われているので、日本人の口や和食にも合う可能性が高いです。タガメ料理の見た目はともかく、食感や味はレベルが高いですから、十分に食用として世界各国で普及するポテンシャルを秘めます。昆虫食などレアな食材を取り扱う飲食店は、既に日本国内でも登場していて、日本人の愛好家を少しずつ増やしています。
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