モンシロチョウ
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モンシロチョウの卵の時期や大きさと色の変化を説明してみた

モンシロチョウの卵のある場所時期大きさ色の変化どのような理由があるのか知りたいという人はいないでしょうか。春になると様々な植物や昆虫が姿を見せますが、その代表とも言えるのはモンシロチョウではないでしょうか。一般的に卵から幼虫、さなぎを経て成虫になる昆虫、それぞれの過程の中でモンシロチョウの様な飼育するのに人気のある幼虫を見つけたりすることもできます。

尚、モンシロチョウの卵がいつ頃孵化するのか、さなぎから成長になる時期や色の変化や成虫の大きさなど意外と知らない人も多いようです。この記事を読むことで、モンシロチョウの卵の時期と大きさを知ることができ、そしてどうして色が変化するのかということも理解できるようになります。

モンシロチョウの卵のある場所と時期について

モンシロチョウの卵のある場所と時期について、詳しく説明してきます。キャベツ畑やアブラナ科の植物が近所にある場合、春になるとモンシロチョウを見かける機会が増えると感じられる魅力もあるかと思われますが、この蝶々はキャベツなどのアブラナ科の植物に産卵する性質があります。

モンシロチョウの卵のある場所はどこかという疑問について、よく観察して見ると分かるかと思いますがその答えはアブラナ科の植物の葉っぱの裏側です。モンシロチョウが仮に、葉っぱの上側などに卵を産めば、外敵に食べられてしまう恐れもあるわけで、誰かが教えたわけではなく本能の力が働きいて葉っぱの裏側に卵を隠すように産むわけです。

ちなみに、モンシロチョウの卵の場所が葉っぱにある理由の中には孵化した幼虫のエサにできるからです。卵から孵化したモンシロチョウの幼虫は、キャベツの葉をきれいに食べつくしてしまう、アブラナ科の植物にとっては天敵とも言えましょう。

ところで、モンシロチョウの卵の孵化時期はどのくらいの期間を経て成虫へと変わるのかご存知でしょうか。一般的にモンシロチョウは春の蝶々のイメージを持つ人も多いかと思われますが、関東地方から西側のエリアにかけては、1年間に5~6回の発生時期があり、春から秋にかけての季節は連続して発生すると言います。

初夏の時期には、モンシロチョウの卵は約3日~5日ほどで孵化し、幼虫になってからは約9日~11日、さなぎの期間としては5日から10日で成虫へと変化します。そのため、たまごの状態から成虫になるまでには最短で17日間、最長でも26日間の中でキャベツ畑の中を飛び交うようになります。

10月頃に入ると、終齢幼虫は風が当たらないような樹幹や家屋の塀などに移動して、蛹になってから越冬すると言います。但し、比較的暖かい冬場や暖地などでは、購入したキャベツに幼虫が付いて来ているケースがあると言いますので、キャベツを使う時にはしっかりと洗い流すことも大切なのです。

野菜を栽培している人にとって、残念ながらこれらの野菜を食べる幼虫は天敵であり、キャベツだけでなく、カリフラワーやダイコンなどの葉も食害に遭うことは珍しくありません。

キャベツの葉っぱへのモンシロチョウの幼虫からの加害が多い理由の中には、成虫になる時期とキャベツの葉の成長のタイミングが一致しているから、このような理由があるのではないでしょうか。

ちなみにアブラナ科の植物を育てる人にとっては、モンシロチョウの卵の孵化までの期間の目安は約3~5日ですから、この間に見つけたら駆除するのがキャベツを栽培する上でのポイントになり、幼虫は成長すると同時に葉脈だけを残して暴食すると言います。

モンシロチョウの卵の大きさと色の変化について

続いて、モンシロチョウの卵の大きさと色の変化について、詳しく説明していきます。昆虫は、成虫になるまでに何度かの脱皮を繰り返しますが、脱皮の回数は昆虫の種類により様々です。

先述してきた終齢幼虫とは、次の脱皮期間を経てサナギになるのか、それとも成虫になるのかなどの状態を示すもので、モンシロチョウの場合は、卵は数日から1週間以内に幼虫へとなり、幼虫からさなぎ、そして成虫の終齢幼虫の状態になるのが特徴です。

モンシロチョウの卵の大きさは、一体どのくらいなのかご存知でしょうか。キャベツの葉の裏側を見ると分かりますが、モンシロチョウの卵はおおよそ約1~2mm程度のサイズであることが分かります。オスとメスが子孫を残し、その後にキャベツの葉の裏側に産み付けるわけです。

モンシロチョウの卵の孵化期間は約3~5日ですから、チャンスを逃すと見ることができないのです。勿論、春先には次々とモンシロチョウの産卵が行われるため、そのタイミングを見ることができないわけではありません。

モンシロチョウの卵がいよいよ幼虫になると約3~5mmほどの大きさになりますが、幼虫の期間はだいたい9~11日であり、この間は栄養をたっぷりと蓄えるため、生まれた場所にあるキャベツの葉を根こそぎ食べるようになります。

最初は全体的に食べつくすように動き回りますが、モンシロチョウの幼虫が成長するとグルメチックになっておいしい部分だけを食べる、葉脈と呼ぶ硬い部分は食べ残すなどの行動をします。キャベツを栽培したことがある人なら経験されているかと思われますが、葉の筋のような葉脈だけが残る、無残な形へと変えてしまうわけです。

ちなみに、キャベツの葉に産み付けられたモンシロチョウの卵は、産みたての頃は黄白色をしているのですが、徐々にオレンジ色に変わるなど、色の変化があります。

モンシロチョウの卵は、たて幅が約1mm、横幅の長さが約0.2mm、直径が約0.15mmほどの大きさで、縦長の状態になっていて縦方向には12本の溝があるなどの特徴を持ちます。さらに、モンシロチョウは同じ場所にまとめて産み付けるのではなく、離れた場所に1個ずつ産み付けるのも特徴です。

仮に、同じ場所にまとまっている場合で、色や形が似ているものは、大紋白蝶の可能性が高いようです。尚、モンシロチョウの卵が孵化するまでの期間は、温度に応じて日数が異なり、孵化の適温は約15~25度です。

比較的高温で風が少ない時は、モンシロチョウの卵の孵化のスピードも速まります。孵化する時にはモンシロチョウの幼虫が内側から殻をかじり表に出て来る、殻は自分が食べると言います。それを食べ終えた後は、キャベツの葉を餌にして幼虫はさらに成長をするなどの特徴を持ちます。
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