モンシロチョウ

モンシロチョウが蛹になる前の環境で茶色や黒い色に変化する

モンシロチョウ蛹になる前の環境下によって、茶色黒い色に変化する理由をご存知でしょうか。春の季節になるとモンシロチョウが畑などに飛びかう姿を見ることも多くなることから、好きな昆虫の種類として挙げる方も少なくありません。

しかし、実際に蝶々の生態などを詳しく知っているという方は少ないと言われており、モンシロチョウの幼虫が蛹化する前の条件化によって茶色や黒い色に変化する特徴が近年注目されてきています。この記事を読むと、どうしてモンシロチョウが蛹になる前の環境によって茶色や黒い色に変化するのかという理由を知る事ができます。

モンシロチョウが蛹になる前の準備について

モンシロチョウが蛹になる前の準備について、まずはご紹介していきます。モンシロチョウなどの青虫がサナギになるまでの期間や越冬方法などを把握していないという方は少なくありません。

モンシロチョウの幼虫が一度さなぎになってしまったら、成虫になるまで何も食べることができなくなってしまいます。そのため、モンシロチョウの幼虫が蛹になる前の準備として十分な栄養素をしっかりと蓄えた上で、糞をたくさんしてお腹を空っぽになった時点で蛹になる特徴を持っています。

この間はモンシロチョウの蛹が何も食べないのに問題はないかと不安に感じてしまう方も多いのですが、活動を一切しない状態なため食べなくても問題はありません。また、モンシロチョウが羽化をした後にはお尻から赤い液体のようなものが出てきますが、これはモンシロチョウの蛹便と呼ばれており排泄の一つです。

このサナギの間は排便することが一切出来ないため、蛹になる前にかならず糞をしっかり出してしまいます。しかし、モンシロチョウが幼虫から成虫に変化する時に体に不要なものが混じっており、排出するという方法として蛹便となるのです。

蝶は羽化する際に背中がパカっと割れて成虫が出てくるのですが、1週間前から10日間の期間は体の大部分をドロドロに溶かして再構築しているので、羽化する前に割れてしまうと中身はほぼ液体形状であることがわかっています。

そのため、実際にモンシロチョウの蛹を意図的にあけてしまうので幼虫は死んでしまうので昆虫観察をしている間は、触らずに放置しておくことが大切です。モンシロチョウが幼虫から成虫になる家庭で蛹になる昆虫は「完全変態」と呼ばれており、蝶の幼虫と成虫では代謝機能や消化器官が全く別の形態となることが大きな特徴となっています。

秋になってからモンシロチョウの幼虫が蛹になった場合には、冬を越して春の温かくなった季節に羽化することが多いです。室内でモンシロチョウを飼育している場合には、部屋が暖かい事により冬に羽化してしまい、生きていくことが困難になってしまう恐れがあるので観察をする際には屋外に虫かごを置いておくことが大切です。

暖かい春から夏の季節にかけてモンシロチョウの幼虫が蛹になる場合は、越冬を行う必要がないので1週間から10日ほどで羽化する特徴があります。この時に蛹には1日から1週間に一度のペースで霧吹きで水を吹き、乾燥を防ぐことが必要となります。

室内でモンシロチョウの成虫を飼う予定のある方は、生花を与えるよりも蜂蜜を薄めた物を与えると経済的にも負担が少なく済むので、育成しやすくなるメリットがあります。明るい場所を好むため、窓際にいることが多いです。夜は早めに虫かごに入れてダンボールなどで覆って暗くすることが大切となります。

モンシロチョウが蛹になる前の環境で茶色や黒い色になる理由

モンシロチョウやアゲハチョウなどの昆虫の種類は、蛹になる前の環境によって茶色や黒い色に変化してしまうことがあり、きちんと羽化するのか不安に感じてしまう方は少なくありません。これは蝶類などの昆虫の大きな特徴の一つで、蛹化する環境に合わせて周りの色に合わせて体色が変化することで起こります。

モンシロチョウの幼虫が蛹になる前に緑色の葉っぱや茎で蛹化する準備すると体色は緑色となり、褐色の枝などの上で蛹化することによって茶褐色や黒い色に変化するなど、濃淡の微妙な色の変化が見られることがわかっています。

このモンシロチョウのサナギの色の変化は周りの環境の色に近づけることで外敵から身を守ることを目的としており、少しでも生き残る確率を高めようとする生き物としての適応の一つの姿なのです。実際に昆虫観察を行う際には、実験として赤色や黄色などのカラーセロファンを周りに置くことによって、色の違う蛹を作り出すといった実験も行われています。

実験をする際にはモンシロチョウの終齢幼虫を4匹用意して、緑と黄、赤や橙など色々な色紙を利用して箱を作ってその中で買う方法や、カラーセロファンを通した光をあててその中で蛹化させることによって、体色がどう変化していくか観察をすることが出来ます。

この時に色紙の箱は上方は閉じないようにして、上方から白色光を当ててあげることがポイントです。さなぎとなるモンシロチョウの幼虫は三色の色を感じて体色を変化させることが出来る性質をもっているので、色紙やセロファンの色を黄色にすると蛹は黄色には変化せずに緑色になります。

他の色にした場合は、モンシロチョウの蛹の色がどう変化していくか観察をしていくのも非常に興味深い研究だといわれています。真っ暗の環境を作ったり一時的に光をあててみても蛹の色合いに変化が出てくる可能性があるので、影響などを観察してみると非常に良い観察対象になります。

モンシロチョウのさなぎが羽化するまできちんと観察をしたいという方は、割り箸などを色箱の中に用意しておくと、蛹化場所を作ることが出来るので羽化まで問題なく観察することが可能になります。

羽化させるために観察していた青虫が、蛹になった時に茶褐色や黒色になってしまって死んでしまったと感じる方は多いですが、寄生されている場合を除いて、直射日光や過剰な湿気を避けた環境であれば無事に羽化することが出来るといわれています。
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