クマバチ

クマバチが飛べないとされる理由と飛べる理由について

クマバチ飛べないとされる理由と飛べる理由について、ご存知でしょうか。

クマバチは空を飛べないハズの昆虫であるという話しを聞いたことがある人は、多いかと思われます。地球上にはさまざまな数多くの昆虫がいますが、未だになぞが解明されていない昆虫も少なくありません。日本にいる昆虫でも、近年まで謎が解明されていなかったものの一つにクマバチという存在があります。

熊蜂の体の大きさと羽の大きさのバランスから考えると、理屈では本来クマバチが空を飛べるはずがないと言われてきました。それにもかかわらず、現実的には飛ぶことができています。この記事を読むと、かつてクマバチは飛べないとされてきた昆虫ですがどうして飛べるのかというなぞが明確に分かるようになります。

クマバチが飛べないと言われてきた理由

クマバチは理論上では飛べない昆虫だと言われ続けて来ました。クマバチは、4月ごろになると見かけるハナバチの一種になります。熊蜂の見た目はインパクトがあり大きいですが、花バチとして知られており花の蜜を集めるミツバチと同じような習性があります。

そのため、クマバチはその見た目に反して非常におとなしいのが生態的な特徴になります。実は、このクマバチは体が大きい割には羽が体よりとても小さいため、航空力学上は本来なら飛べないハズであるとされてきました。

例えば、飛行機でも翼を大きくして機体を軽くしているからこそ空を飛ぶことができるわけですが、逆に翼を小さくして飛行機の機体重量を重くしてしまった場合には飛ぶことができません。あるいは、空気抵抗が大きくなるように飛行機の機体を大きくしてしまった場合も同様に飛ぶことができないわけです。

このように、理屈上では翼が大きいこと、そして機体が軽いことあるいは空気抵抗が少ないことでようやく空中を飛ぶことができるわけです。これは、昆虫や鳥などでも同じように考えられてきました。実際に、空を飛ぶ鳥や虫などは羽が大きく身体は小さいのが特徴になります。

その点、クマバチは体が非常に大きくその割には羽が非常に小さいです。通常のハチの羽はお尻のあたりかそれ以上まで伸びているものですが、クマバチの場合は羽自体が短いため、おしりまで伸びていません。ちょうどお尻の半分ぐらいのところで羽先がなくなっています。

このように考えると、理論上まずクマバチが空を飛べないということが素人から見てもわかりやすいでしょう。数多くの学者たちが理屈ではクマバチが空を飛べないはずと発言しているのにもかかわらず、現実的にクマバチは空を飛ぶことができていたわけです。

実際に、空を自由にクマバチが飛ぶことができていますので、いくら科学的にそれが証明されていなくても、現実として受け入れなくてはいけません。かつてはクマバチが空を飛べないハズなのに飛べるという事実は、あまりにも受け入れがたい現実だったことから「クマバチは飛べないハズであっても飛ぼうとする気持ちがあるので、実際に飛ぶことができている」といったむちゃくちゃな理論が飛び出すほどでした。

このようにクマバチが空を飛べる理由を精神論でまとめ上げるしか方法はなく、多くの昆虫研究者の頭を悩ませてきました。ですが、最近になってクマバチが実は飛ぶことができると証明されることになったわけです。

そもそもなぜ今までクマバチが空を飛べないと航空力学上言われていたものが、手のひらを返すように飛ぶことができると言われるようになったのでしょうか。これは、レイノルズ数と呼ばれる内容を知ることでなぞは解明されるようになりました。

クマバチが飛べない理論が間違いだと証明られたレイノルズ数について

クマバチが飛べないという理論が間違いであると証明されたレイノルズ数とは、いったいどのようなものなのでしょうか。航空力学上では、空を飛べないとされてきたクマバチでも、今日ではレイノルズ数を用いることによって飛べることが明白に証明されたわけです。

そもそも、レイノルズ数とは一体なんでしょうか。これを誰にでも分かりやすく説明すると、空気のネバネバ感や慣性力といった言葉で説明することが多いです。本来、私たち人間が感じている空気は非常に形のないものであり、しかもとても軽いものになります。

空気を吸い込むと、水を飲んだように体が重たくなったりゼリーを食べているようにずしりとした味わいがあるわけではありません。自然な感じで呼吸をすることができていることを考えれば分かる通り、空気は人間にとってほとんど抵抗がないものになります。

もちろん通常の歩くスピードなどではなく走ることでようやく空気抵抗ができますが、それ以外には私たち人間はほとんど空気の抵抗を感じないものと考えてよいでしょう。ところが、人間はそのように感じることができてもあらゆる生き物がすべて人間と同じ感覚で空気を感じているわけではありません。

実は、体の大きさによって感じる空気抵抗の大きさも違うとされています。これがレイノルズ数と呼ばれるものです。人間のように大きな体の生き物は、空気の感触をほとんど感じません。ですが、体が小さくなればなるほど空気抵抗を感じるとされています。

体が小さいといっても、人間の赤ちゃんほどの大きさではなく、もう少し昆虫レベルまで小さくしていくと、空気はネバネバしたものに感じるようです。人間で言うならば、例えばゼリーでできたお風呂の中に入ったようなものです。

抵抗がある一方で、浮かび上がる時も比較的軽く上に体を持ち上げることができます。このネバネバした空気をクマバチが感じているとされており、これによって重たい体を持ち上げて飛ぶことができるようになるわけです。

では、人間がこれを味わうことができるかといえば、体が小さくならない限り味わうことはできないでしょう。このように、今まで発見されていなかった考え方を用いると、体が重たくて羽が小さいクマバチでも空中に浮かんでいることやホバリングすることも簡単に説明できてしまうわけです。

今まで人間の視点で考えていましたが、人間の視点だけで考えても説明がつかなかったものでも、昆虫の視点から考えると説明がつくこともあることが理解できるでしょう。以上が、クマバチが飛べないとされてきた理由と実際に飛べる理由が証明された理由についての説明でした。
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