クマバチ
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熊蜂の毒針の秘密と刺すことがあまり無い理由

熊蜂針の秘密と刺すことがあまりない理由や、他のハチとクマバチはなぜ攻撃性が違うのか気になるという方はいないでしょうか。蜂にはたくさんの種類がありますが、その中でもクマバチは危機を感じない限り滅多に人に対して毒針を刺すことがありません。

これを理解しておくとクマバチに万が一刺されたハプニングが発生したときに必要以上に慌てることなく冷静に対処することが出来ます。この記事を読むと、熊蜂の毒針の秘密と刺すことがあまり無いという理由が具体的に理解することができ、山へハイキングへ行ったり、川へ魚釣りに行ったときにクマバチ遭遇しても安心して行動することが可能になります。

熊蜂の毒針はメスしか持たない理由とオスの特徴

熊蜂の毒針は、メスしか持たないと聞くとその理由を具体的に知りたくなってくるものです。熊蜂は、スズメバチやミツバチと異なり単独でそれぞれぞが別々に行動をします。このため、よほど目がいい人なら上空を飛んでいるその一匹のクマバチのおしり部分に毒針がついているかどうかを判断することが可能です。

熊蜂はおしり部分に毒針がついていない方がオス毒針がついている方がメスになります。メスの熊蜂に毒針が付いている理由としては、お尻の先に繋がる卵管が変化したものがそれであるためです。人間の女性同様子孫の蜂を残すために、メスのクマバチに毒針がついていると言えます。

このため、熊蜂と出会ってもメスでなければそもそも毒針を持っていないので、慌てる必要はありません。自由研究などで一定時間虫かごに入れて熊蜂の様子を観察したいのであれば、オスの熊蜂を捕まえることをおすすめします。

オスの熊蜂なら毒針が付いていないので万一にも熊蜂を怒らせたとしても、反撃するときは体当たりなのため人に悪影響を及ぼしません。これがメスの熊蜂である場合、過度な刺激を与えると毒針で刺すので、人によってはアナフィラキシーショックを発生してしまうことによって意識を失うこともありえます。

昔は、しょんべんを熊蜂に刺された箇所にかければなんとかしのげるという民間療法がささやかれていましたが、大して意味は無いことが判明しました。やはり、メスの熊蜂に刺されたら、早急に毒針をピンセットや指などで出来るだけ取り除いて後は安静にして病院まで運ぶ必要があります。

さて、オスの熊蜂の特徴ですが、まず見た目からわかるポイントとして触覚が長いです。また、熊蜂のオスはホバリングしながらゆっくりと一定の場所を飛んでいくため、他の昆虫たちと比べて意外と捕まえやすく、止まっている状態に見つめれば、だいたいの人はそれがオスかメスか判断することは可能です。

他にもオスの熊蜂には分かりやすい特徴があり、顔がコンパクトです。これはメスの熊蜂との相対比較なのでどうしても捕まえたいと思っているのであれば、あらかじめ昆虫図鑑などでおおよそのメスとの違いの長さを調べておきましょう。

間違えてメスの熊蜂を捕まえてしまうと毒針の餌食になる可能性があるので、用心するに超したことはありません。また、メスの熊蜂と比べるとオスは体がゴツゴツしているので、そういった特徴を捕まえる際の根拠として必ずオスを捕まえるようにしましょう。

なおオスの熊蜂が一匹で飛んでいれば影響ありませんが、ごく稀にメスと一緒に飛んでいるときは求愛行動の最中の可能性があります。すると、メスの熊蜂がオスを奪われたとして、逆上しながら毒針を刺しに追いかけてくる危険があるのでよくツガイではないかを見ておくことも大切です。

熊蜂は毒針で刺すことがあまり無い理由

熊蜂は、毒針で刺すことがあまり無い理由についてその生態的な特徴をご紹介していきます。まず、根本的な違いとしてスズメバチやミツバチは集団行動を常として行います。そのため、スズメバチやミツバチは熊蜂とは違ってその敵の数に限らず、自分たちの集団の中に異物が入ろうものなら人間だろうが他の動物だろうが襲ってきます。

これは巣を守ろうとする防衛反応に基づくものです。このため、多くの人が間違って理解しているのですが、決して意図的にスズメバチたちが攻撃しようとは考えているわけではありません。ただし、スズメバチは他の蜂と比べて非常に行動範囲が広いので、住宅街に巣を作る傾向にあります。

人間としては近づきたくなかったのに、結果的に巣へ近づいている形になり、それを警戒したスズメバチから襲われる傾向にあります。一方で、熊蜂はよほどのことが無い限り人間には毒針で刺すことをしません。前述したとおり、オスはそもそも毒針を持っていないので刺す対象から外れます。

問題は毒針を持つメスのクマバチですが、スズメバチやミツバチと異なりそもそも集団行動をせず、それぞれの個体が単独行動をします。ただし、単独行動であってもクマバチの巣はどこかに用意してはいるのですが、熊蜂は性格的に温厚なのでこちらから意図的に攻撃しない限りは大丈夫です。

スズメバチやミツバチだとスピードが速いので、思わぬ方向から近づいてしまう危険性がありますが、熊蜂はこれらの蜂と比べてスピードが遅いので、それを発見さえすれば刺激せずに離れることが可能です。また、熊蜂は単独行動なので仲間を呼ぶこともなく、そういう意味でも安心して逃げることが可能です。

なお、熊蜂を回避するための注意ポイントとして音があります。熊蜂はゆっくりと音を立てて飛びます。そのため、私たち人間はまずその熊蜂の音に気づきます。その次点で熊蜂からこちらが距離をとってゆっくりと離れると、熊蜂から人間に近づいてくることはないので危険を回避します。

ただ、気をつけなければならないのが熊蜂のオス独特のホバリングという飛び方です。熊蜂のオスは、私たちが思っている以上に高低差がある飛び方をするので、間違えて熊蜂を蹴ってしまうことがあります。

この熊蜂のオスのホバリングとは、メスを探すために一定の空間で停止している状態の飛び方であり、その状態で動くものを発見したらオスは急接近してメスかどうかを確認してきます。

このとき、無意識のうちに私たち動くものに急接近してきたオスの熊蜂を知らず知らず蹴ってしまうことがあり、そこにメスの熊蜂も近くに居合わせたなら攻撃される可能性もあるので、すぐさま退散しましょう。

さて、どうして熊蜂は他のハチと違って刺さないハチであるかというと、クマバチがハナバチであるためです。ハナバチは、主に花粉や蜜をエサとするため温厚な性格であり、自分自身に相当な危機を感じない限り刺してくることはないからです。以上が熊蜂の毒針の秘密とクマハチが刺すということがあわりない理由の説明でした。
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