スズメバチトラップの作り方は、ペットボトルがあれば家庭にある道具を使って簡単に作ることができるのをご存知でしょうか。とても危険なスズメバチを自宅の周辺で見かけたら、早めに対応を考える必要がありますが自分で駆除するのは怖いものです。
かといって、スズメバチをそのままにしておくとかえってその数が増えてしまい、被害を被ることがあるかもしれません。ただ、とても攻撃性の高いスズメバチは適切に対処しないと危険なのですが、スズメバチトラップなら安全に駆除が可能となります。
この記事を読むと、スズメバチトラップの作り方がペットボトルを使って誰でもわかるようになります。そして、自分で直接スズメバチ退治をする必要もなくなり、トラップを仕掛けるだけで安全性も大幅に上昇します。
スズメバチトラップに必要な道具と向いているペットボトルの形状
スズメバチトラップの作り方の前に、必要となる道具とトラップに適したペットボトルの形状について説明していきます。まずは、スズメバチトラップに必要な以下の道具をそろえましょう。
道具が準備できたら500ml~2Lまでいろいろな大きさのペットボトルがありますが、どれくらいスズメバチを捕獲したいのかによって大きさを変えてください。スズメバチをたくさん捕獲しようと思ったら2Lを使って、少量で十分だと思ったら500mlくらいのペットボトルで十分でしょう。
また、スズメバチトラップを何か所にも設置したいのならば小さい方が良いかもしれません。ペットボトルは色が付いているタイプもたくさんありますが、色が付いていると中身がよく見えないので、透明の方が良いです。透明のペットボトルならば、どれくらいスズメバチが捕獲できたのかを容易に確認できます。
ペットボトルは頑丈な方が良いので、柔らかいタイプではなく固いタイプにしましょう。スズメバチトラップは基本的に屋外に設置しますから、頑丈な方がおすすめです。様々な種類のペットボトルがありますが、選ぶ際にはどんな形状にするのかがスズメバチトラップを作るにあたって最も重要です。
ペットボトルの形状は、どれでも良いと言うわけではないので気を付けて選ぶ必要があります。スズメバチトラップを作る際には、凸凹していない形状のペットボトルを使いましょう。
凸凹があるタイプのペットボトルもたくさんありますが、これがあるとあまりスズメバチトラップとしての役割が果たせなくなってしまう恐れがあるからです。なぜならば、せっかくスズメバチがトラップに引っかかって中に入ってきたとしても、ペットボトルの凸凹がスズメバチ足場となってしまいます。
そのため容易にスズメバチがトラップから逃げられてしまうので、罠としての意味がなくなります。一度スズメバチトラップに入り込んだ蜂を逃げられないようにするためにも、つるつるとした形状のペットボトルを使いましょう。
凸凹ではなく、つるつるしている形状のペットボトルであれば、スズメバチトラップに入り込んだ蜂が登っていこうと思っても、足場がなくつるつると滑ってしまうので逃げられてしまう恐れがありません。ペットボトルの選び方をしっかりすると、ちゃんとトラップの役割を果たしてくれます。
以上の道具は、どれも家庭にあるようなすぐに手に入るものばかりです。これだけの日常的な道具や材料があればスズメバチトラップを簡単に作れますから、スズメバチを見かけたら手軽に作ることができるはずです。
スズメバチトラップの作り方も決して難しくはないので、いくつも作ってみるのも良いかもしれません。スズメバチの誘引剤となるお酒とお砂糖とお酢ならば、家にあるのではないでしょうか。スズメバチトラップに必要な道具は今すぐにでも作れるくらい、身近にあるものばかりを使うので安心です。
・スズメバチトラップに適したペットボトルの形状例
・スズメバチトラップに不適なペットボトルの形状例
スズメバチトラップの作り方を詳しく手順解説
続いて、スズメバチトラップの作り方を詳しく説明していきます。道具がそろったら、いよいよスズメバチトラップをペットボトルを使って作っていきましょう。スズメバチトラップの作り方は、まずペットボトルの上部にスズメバチが入り込むための小さな四角い穴を開けていきます。
ペットボトルのキャップよりも2~3cmくらい下のあたりに四角い穴を2、3個くらい作ります。ペットボトルに穴を開けるところが決まったら、カッターでに正方形をイメージしてHの切込みを入れてください。ペットボトルに切れ込みを入れた切り口の下半分は内側に折り曲げますが、上半分は外側に折り曲げます。
ペットボトルの下半分を内側に折り曲げることで、より中に入り込んだスズメバチがペットボトルの外へ逃げにくくなります。だから、必ず切込みを入れたら下半分を内側に曲げるようにしましょう。上半分を外側に折り曲げることで、雨除けの役割を果たします。
スズメバチが入り込むペットボトルの穴の場所、は反対側にもう一つ作った方が良いです。もっと穴を増やしたい人は増やしても構いません。2か所~4か所くらい穴を開けると良いでしょう。
穴があけ終わったらペットボトルのキャップは、しっかりと閉じておきます。この部分キャップ部分にスズメバチトラップをぶら下げるためのヒモを付けてください。ヒモがない場合は針金でももちろん大丈夫です。ヒモか針金でスズメバチトラップを木に引っ掛けられるようにします。
そして、この中にスズメバチをおびき寄せるための誘引剤を入れますが、いろいろな作り方があるので自分なりにアレンジすると良いかもしれません。お酒とお砂糖とお酢を混ぜたものを入れても良いですが、他の材料で作ったものを入れても構いません。
スズメバチトラップの捕獲状況を見て、誘引剤を作り変えたりしても良いのではないでしょうか。注意点として誘引剤の中身が口に入れても安全な物ばかりであったとしても、誤って飲んでしまう人がいては困ります。
だから、ペットボトルに「スズメバチトラップ」と書いておくと安心です。目立つ場所に書いて、万が一の第三者による誤飲を防いでおきましょう。ススメバチトラップは木の枝に引っ掛けますが、日陰が最適です。
日差しが強い場所よりも日陰の方がスズメバチが良く飛んでいるので、よりスズメバチトラップに引っかかりやすくなります。ペットボトルの中に入っている誘引剤が液体なので、蒸発を防ぐためにも日陰に設置した方が良いです。すぐに、蒸発してしまってはスズメバチトラップの効果が弱まるので要注意です。
ある程度、スズメバチトラップで蜂が捕獲できたらペットボトルのまま処分します。この時に頑丈なペットボトルの力が発揮されます。頑丈なペットボトルではないと、持った時に死んでいると言えどスズメバチの針に刺さりやすくなりますが、頑丈ならそういう心配があまりありません。
ただし、絶対に針に刺さらなくて済むとは限らないので、必ず軍手をはめて万全の状態でスズメバチトラップを処分しましょう。手袋や軍手が面倒だからと、トラップを作って最後の最後の処分の時にスズメバチの被害に遭わないように気を付けてください。
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