ダンゴムシ駆除で酢と木酢液を使うときは、どういった基準で使い分けるのが良いか気になった事はないでしょうか。子どもの頃は手にのせて丸めて遊んでいたダンゴムシは、毒などがなくても大人になるとあまり触れたくなくなったりします。
ダンゴムシの繁殖力とても強烈であり、1回の産卵で100近く子どもが生まれるので知らない間に大量発生します。ダンゴムシは腐葉土も食べてくれて庭の土を豊かにする益虫ですが、あまり多いと良い気分はしません。
ダンゴムシは虫という名前がついてますが昆虫ではなくて、海老や蟹などの甲殻類に近く、見つけたら駆除するだけだと数も減りません。この記事を読むと、ダンゴムシ駆除で酢や使う木酢液を基準やメリットとデメリットについて理解出来ます。
ダンゴムシ駆除で酢を使う基準やメリットとデメリット
ダンゴムシ駆除に酢を使う時の基準や、メリットとデメリットについて解説していきます。ダンゴムシ駆除をしたいが、強い殺虫剤などを使うと人体にも影響が出ますし、花や野菜などにも影響が出てしまうので危険です。
出来れば比較的安心で安全なものでダンゴムシ駆除を行いたいと考えると、おすすめなのが酢です。実はダンボ虫はこの酢の独特な匂いが嫌いで20倍ほどの濃度に希釈したものをスプレーすると、そこにはダンゴムシが近寄らなくなります。
酢は、食品で植物にも人間にも害がないので安心してダンゴムシ駆除に使えます。しかも、酢は普通に調味料として使っていることがほとんどなので、ダンゴムシ駆除をしたいと思った時にも買い揃える準備をする必要なく直ぐにでも使えます。
わざわざ、専用のダンゴムシ駆除剤を買う手間やコストもかけることなく手軽に行えるのも酢を使うメリットです。ダンゴムシは酢の強い臭いが苦手であり、それを利用して駆除も出来ますが、デメリットとして酢を原液のままで撒くと臭いがきつすぎてダンゴムシだけでなく、人も耐えられなくなります。
そこで酢を水で20倍くらいまで薄めてからダンゴムシの発生が気になる場所へ拭きつけますが、この薄さだと5分から10分ぐらいすると臭いは消えます。それでも、酢の匂いが嫌で苦手な人にとっては、やはり別のダンゴムシ駆除の方法が良いかもしれません。
ダンゴムシ駆除で木酢液を使う基準やメリットとデメリット
続いて、ダンゴムシ駆除に木酢液を使う時の基準や、メリットとデメリットについて解説していきます。ダンゴムシ駆除で酢と同じようにダンゴムシが苦手な臭いとして使えるのが木酢液で、木炭を作るときに木から出た液体で害虫や害獣には火事の匂いを連想させて撒いておくと寄り付かなくなります。
木酢液は、酢のような酸っぱい臭いもするのでダンゴムシが苦手としてます。ダンゴムシが出そうな場所や木の根元へ、木酢液をたっぷりと吹きます。また、木酢液を野菜や果物へ直にかけると臭いがつくため振りかけないようにします。
主な木酢液の効果は、寄宿した液を直に植物の葉へ散布すると代謝を上げて生育を良くしたり、土壌へ散布することで土壌内の微税物が活性化します。そして、木酢液は堆肥作りの発酵を促進させたり、害虫を予防する忌避剤として使用出来ます。
更に木酢液は、ダンゴムシの他にもセンチュウやアブラムシなどの害虫を近づけないように出来ますし、犬や猫、ヘビなどの小動物にも効果的です。木酢液の液色は茶色で一般的に木酢液と一言で表しても、それに使う樹木や採取時の温度、精製方法で品質も色合いも違います。
いくつか木酢液を使用するデメリットや注意点があり、園芸用のものは人の皮膚には使えず、水虫やイボ治療などには使えません。また、木酢液のボトルも直射日光にあてないように保管して金属などの容器には入れ替えてはいけません。
しまうときも口をしっかりと締めて子どもやペットが木酢液に触れない安全な場所に保管し、濃い濃度で使うと微生物が全て死滅したり植物が逆に傷みます。木酢液は、酸性なのでアルカリ性のものと混ぜて使うのは危険で、アルカリ性と混ぜると中和反応が起きます。