赤いクワガタムシの有毒ヒラズゲンセイをご存知でしょうか。ヒラズゲンセイは頭の部分がクワガタムシのようなツノ(牙)があり、ボディが真っ赤な昆虫なので、珍しい赤いクワガタムシだと思ってしまうことがあります。
この記事を読むと、赤いクワガタムシのヒラズゲンセイが危険な理由と毒のある場所などを詳しく知ることが出来ます。
赤いクワガタムシの有毒ヒラズゲンセイの危険性
赤いクワガタムシとも呼ばれるヒラズゲンセイは、ツチハンミョウ科の有毒昆虫です。見た目がクワガタムシを真っ赤にしたボディなので、ついつい触ってしまいがちですが触ると、毒液を掛けられてしまいます。
赤いクワガタムシことヒラズゲンセイの毒液は、付着すると水膨れ状になり跡が半年以上残ってしまう場合もあります。赤いクワガタムシ「ヒラズゲンセイ」は温かい地域を中心に分布しており、1976年には初めて近畿地方となる和歌山県の湯浅町で発見されてからその分布を北上させて広げています。
6月から7月に入ると、この赤いクワガタムシことヒラズゲンセイが活発になりクマバチ発生と同時にその数が増えていきます。赤いクワガタムシことヒラズゲンセイはクマバチに寄生することで成長するため、クマバチの巣の近辺で発見されることも多いです。
赤いクワガタムシのヒラズゲンセイの毒がある場所
赤いクワガタムシのヒラズゲンセイは、ちょっと変わった毒の放出をします。一般的に毒のある昆虫といえば、直接噛んだりして毒を注入するイメージがあるかとと思います。
しかし、赤いクワガタムシのヒラズゲンセイの毒は体液です。そのため、赤いクワガタムシのヒラズゲンセイの足の関節や体のあちこちから黄色っぽい液体を出しているので触るだけでその毒が影響してしまいます。
特に皮膚など薄く敏感な箇所に赤いクワガタムシのヒラズゲンセイの体液の毒が付着すると、水膨れなどが発生します。赤いクワガタムシのヒラズゲンセイは、クワガタムシと同じ甲虫であり、見た目がそれとなしに似ているので珍しいクワガタムシの一種かと勘違いしてしまう事も多いです。
赤いクワガタムシのヒラズゲンセイを見かけたら、絶対に触らずにしていきましょう。